2006年01月25日

地獄少女 第14話 総集編 第15話 第16話の感想。

気を抜くと溜まる感想に立て直しを兼ねて簡潔に。

第十四話「袋小路の向こう」
精神的に村社会から追い詰められて行き場の無くなった負の感情の行く先は? そんなまさに袋小路から抜け出る為に取った行動が…… そんなお話でした。

依頼者:桐野沙樹(CV:小林ゆう) ターゲット:楠 亮造(CV:広瀬正志)
確かに娘の進学のために資金が欲しかったからといってカネを強請るなんて事をした父親が悪い。だからといって殺される、命を奪われるまでの事はしていないだろうと感じる訳です。これは同じように強請りを生業としている部分が何度か描かれている(おそらくは常習者)柴田一にも重なる事であり、娘の為なら何をしても良いとはずもなく、また娘も喜びはしないだろうと。

ですが、そんな父親であって娘にとっては掛け替えのない存在。それは法や道義の上では分っていても譲れない家族の絆というものがあって…… 結果として悲しい結末になるんですけどね。

どう考えても実行犯は町長の息子か、または関係していた暴力団も加えてのことだと思われるわけです。単純に怨みを晴らす対象者は息子なんじゃないかと? いや桐野沙樹が復讐を怨みを晴らすことを決断した背景にある日本的な村社会の考え方。老人ホームは確かに大切です、ですが暴力団に旨みを吸わせての偽善であるわけです。そのことにより暴力団は潤い、その為に搾取されている人や泣かされている苦しめられている人は見えてこないだけで増えている筈です。でも、自分達さえ無事ならば他所の事は関知しない。我田引水というか、まさに地方へのカネのばら撒きと言いますか…… 結局仮初めの平穏でしかない。

彼女が復讐したかったのはそんなおらが村さえ良ければ構わない的なモノに対してであり、見て見ぬ振りをしてかりそめの平和に暮らす人々と社会に対する復讐であった為に、その象徴、代表としての楠 亮造の地獄流しだったのだろうと。これもまた逆怨みと言うか、彼女の不利益?に対しての割が合わなかった、釣り合わなかった為か個人的な説で言うところに刻印は右に寄っています。うーん、の態度も半端になってしまって謝れば謝罪すればいいのかと問われると…… 難しいことです。大変に考えさせられる、個人へもそうでしたが、それだけじゃなくて社会構造への怨みでもあった話しだったと理解いたしました。

総集編(キッズステーション)
キッズのみでしたので、前話の予告から特別なものでございました。
基本的に今まで放送された映像を編集しなおして、そこに新規録音のナレーションを被せるものでしたが、まぁファンアイテムとしては押さえたい所でしょう。
輪入道や一目連、骨女などか語る総括? 特徴としては流されて当然とか、当然じゃないにしても実際に悪い事をした人たちが中心でしたので取り上げられない部分もありましたね。

つまり、地獄通信の三藁人形視点、寄りの構成だったって感じでしょうか。こういうのを貴重と感じる人なんで保存保存。

第十五話「島の女」
依頼者:湊 三奈(CV:浅野真澄) ターゲット:湊 藤江(CV:岡村明美)
お話的に微妙な描かれ方でしたが、一が初めて事前に防げたかも知れなかったケースでしたが、ターゲットが既に心を深く病んでおり。しかも緊急回避策として避けようがなかったともいえる不幸なケースでした。

村社会に引き続いて、島の掟といいますか余所者に冷たい、島の中という楽園願望的なものでしょうか。島の中なら安全だ、外に出ても幸せにはなれない…… まぁ色々です。

アゲート下野紘ぽんの演技とますみんの演技はあれですね、ちょい浮いてましたがこれも若さという事か!!(言っておきますが、あたしゃ二人のファンだよ。歪んだ愛しかたしてるけど ^^;) 実は海に身を投げて自殺したんではなくて、妹に殺されていた母親の五月を演じていた根本圭子さんはやはり上手いと思いましたが、瞬間で聞き分けは出来なくてションボリ(ナルトで出番増えないかな)岡村明美さん演じる藤江のこんな感じの描写は懐かしの名作映画「サイコ」が思い返されます(リメイクじゃないよ、アルフレッド・ヒッチコックの白黒のだよん)

白骨化した遺体と会話したり、自分自身がその相手になったり。モーテルと宿とかもそんなとこでしょうか? なので見ている途中で展開が読めてしまい。実際そんな結末になってしまったのがちょっと残念。あまり怖くなかったのと、やはり緊急回避で糸を解いてしまう展開は、無理矢理でも契約を結ばせようとする地獄少女、地獄通信の裏の顔が強く見て取れます。

ちなみに刻印は左より、これは二人目でしたかね。「零れたカケラ達」の茜以来の左に刻印だったことから想像すると、既に三奈の中では怨みは消えており(一の説得が功を奏した)ようは二人で逃げちゃえばいいし、いつか叔母さんもわかってくれる! と昇華されていたところに、訳も分らぬままの衝撃展開で殺されかけての回避だった為の不条理の表れかもしれません。うん、怨みじゃなくてどうしてこんなことに…… 分らない思いのほうが強そうです。

後、柴田一に対して直接的な妨害行動が始まった回である事は重要なポイント。骨女の覗き趣味というか、野次馬根性も押さえとく?(笑)

第16話「旅芸人の夜」
これはまたミスリードを誘う回でした。公式の事前告知での依頼者とターゲット情報は偽の情報でございまして……

依頼者:ユミ(CV:谷井あすか) ターゲット:座長(CV:飛田展男)
谷井あすかさんはこの間のレスキューウイングではさくらちゃん役であんな悲しい結果になっててとこに今回もまたキツイ役でございます。飛田さんは変態がマジで上手くて……(^^;)

柴田つぐみが見たビジョンから、サーカス一座の中に地獄通信にアクセスしたものがいると察し、そのサーカス団を捜し当てた一(何気に凄過ぎ) 既に一目連と骨女が潜入しておりましたが、その役目の違いになんとかんとも(苦笑)

ええ谷井さんだとは直ぐに気が付かなかったのですが(2年前なら集中視聴してたんで気が付いたかもしれないが。ソロの歌を聴いたのは初めてかもしれない) 矢島晶子さんの声は直ぐに分ったので、おや? と。で、双子の姉妹、姉のユミと妹のユキ(CV:矢島晶子) そうこの関係こそが今回の因果な関係だった訳です。

名前が分らない事や、少女がこのサーカス団に二人居る事を知らなかった。しかももっくん事、一目連の妨害工作に嵌ってしまい契約は成立、妹のユキは久しぶりのお仕置きパートを含む演出でも反省せずに地獄へと流されることに…… その後サーカスではもっくんを捜す、多分肉体関係で情報提供でも…… いや一目連の役目だからね、その辺りは。うーむ、座長の罪はどこへやら、だからこその刻印が真ん中ではなくて右に寄ったのも。より近い、絆も深いと思われた双子姉妹での怨みを晴らす行いに対しての意味もあったのだろうか。

さて、自分よりも全てにおいて出来る姉に嫉妬して数々の妨害工作で落と入れて華々しい表の顔と立場を手に入れ、座長に可愛がられていたユキでしたが。結局ユミはコンテナに閉じ込めて、鞭を打つ座長よりも自分を陥れたユキへの怨み。正確には今のユキの恵まれた立場への欲求が怨みへと繋がった感じがありました。そこに居るべきは私だ!みたいな。

地味に注目すべきはナイフ使いの男。最後に手を振っていたり、ユミに暴行を働きに向かう座長を見ていたり。他にも思わせ振りな部分がありましたので、勝手な想像としては彼が閉じ込められていたユミに地獄通信の情報と、アクセス手段を与えたと考えてよいような気がします。ユキが一輪車のタイヤや靴のヒールに細工をしたのに使った道具は彼の持ち物であったのかも知れないですしね。少なくとも気が付いていたでしょうし、誰かの手引きなくしてあの監禁状態のユミがアクセスすることは困難な上に困難を極めるでしょうし。

非常に後味が悪く、骨女つぐみに芸を見せたは良いが箱から出られなくなったお笑いポイントも消し飛ぶ救いのないお話でした。

ところで、谷井あすかさんは歌とヴァイオリンが特技・趣味であるとの事ですがが、サントラに今回の歌入りませんかね? ちょっと落ち着いて聞いてみたいんでサントラの第2弾がありましたら是非に!! それから予告で怨みを聞き遂げていないので…… これはもしかしてもしかすると!? でもちゃんの大ピンチもやってきそうです。(…DVDとCD未着だけど、まだ!?)

地獄少女 2
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posted by みやびあきら at 21:00| Comment(0) | TrackBack(2) | 放送終了アニメ感想〜2006春頃 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 第15話 島の女 スゴイ展開に!!!ちょっと今回のは怖かったですよ!!! 始まり
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Tracked: 2006-01-29 02:07

地獄少女
Excerpt: 第16話 旅芸人の夜 ・・・そうか、《一目連》だから《もっくん》なんだ・・・。
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