2004年12月08日

うた∽かた 詩片 おお汝を如何せん!(書きかけにつき余裕が出来たら追記するかも??)

 ミオルさんが「チェンジリング」であろうと書いておられた時に、私もそうなんだろうな「取り替え子」である可能性が高いだろうと思っていた。妹は特に私の意見を参考にした訳ではないだろうが「鬼っ子」であろうと言っていた。これらの事から大学の時に使った民俗学の関係の著作物で残っているものを探したがどうにも出てこないので、以前に書いた「常世」と「現世」関係のアプローチが中途半端に止まってしまっている。

 さて我が兄妹の見解は、元々一夏はこの世界に生まれてくるべき子供では無かった。試しとは、このまま人として、人になれて、人間の世界で生きて行く事が出来るか、それとも人ではない本性に引かれてしまい精霊として「現世」では生きていけなくなるかであろうと。
 そして舞夏はチェンジリング、取り替え子の相手であろうと。
 この辺りの発想は、私の場合「クリスタルドラゴン」(あしべゆうほ:著)から来ています。これを読んで色々な本を読んで調べまくったものです、こういった世界観を。井村君江さんの著作も読んだし色々購入もしました。

 そして鬼っ子に関しては、妹としては楠 桂さんのコミックスなどからの意見のようでした。楠さんの著作には鬼以外にも竜(オロチ)だったり、人の世界で人として暮らしていた者が実は違った。そういったお話がいくつかあると存じます。それらに降り懸かる災いと言うのは、避けては通れないものであろうと。

 一夏が食べ物を受け付けられなくなってきたのは、人ではなくなってきたからでしょう。神精霊(ジン)が人の食べるものを食べてはいない筈ですし、そもそも食べられない(食べ物に関しては黄泉比良坂あたりのイザナミ、イザナギとかの神話も参考にしてみて下さい)
 舞夏は人魚姫をイメージしています。話せない事がある、ルールに縛られているあたりはそんな感じでしょう。食事が出来る事を含めて、そう言う事なのでしょう。

 書きたい事は多いのですが、このまま特に記事にもせずに見ているのが、正直楽なのは残念な話です…… ええ、もうメールとかのお返事も大変なのですよ、詩片は。私としては別に「うた∽かた」アンチなつもりは毛頭ございませんが、色々な意見、考えを持って自由に見てこその作品だと信じています。けれども、見方が違う人を否定するのはそも間違いでしょう。見る見ないも自由、好き嫌いも自由なのですから。とにかく記事にするのもコメントを書くのも体力を使い過ぎるのです。

 さて罰とは何でしょうか? 人でもなく精霊でもない存在になってしまう事でしょうか? 向こうから来た人は帰る事も出来ず、人にもなれず。しかし人の世界で生きていくしかない状況。また、元々向こうの世界に生を受ける筈の存在が完全に人なって生きていく事が叶わずに、人だけど人で無い。そんな存在として人の世で生き続けることが罰なのでしょうか?

 これは家庭教師の二人の事でしょうか?

 もし完全に人になって、人として生きていく為には、取り替え相手を殺さねばならないとしたら。相手が死ぬか人で無くなれば自分が人になれるとしたら。取り替えられないのならばどうするのか? もう元には戻れないのだとしたらどういった選択をすれば良いのか。悩みは尽きません。

 人魚姫の物語は悲劇で終わりました。鬼っ子の物語も悲劇であり残酷です。チェンジリングも不幸な話が多いのです。

 ちなみにアパレル姉ちゃん(沙耶)が悪であり、様々な厳しい状況を招いていると言うのはちょっと的外れであり間違いだと思います。彼女やその裏にあるものに全責任を負わせる事は一夏に潜むものなどから目を背け過ぎだと。

 ええ、解放と抑圧が度々見受けられる作品なのですが、抑圧と抑制は違うと私などは考えます。現在の状況を招いているのは一夏自身の力、心のあり様だと思います。お隣さんは確かに海に引き摺りこんだり、湖に突き落としたり。あの時は携帯電話が繋がらなくしていたかも知れないのですが、他は概ねただ見ているだけです。但しルール違反は許しませんが、ルール内であればOKなのは見ていて分かると思います。

 話を戻して、月のせいばかりにするな的セリフは人の心の奥底に元々あったものを自分自身がその場の雰囲気、状況で解放しているに過ぎない事を示唆しているかと。

 つづくの!?!?  #うたかた_EX
 トラックバック概要:寓話、童話、御伽噺。色々な呼び方をされても根幹は同じ雰囲気の物語。量子論的宇宙の話が出た時は困りましたが、ルールの事考えると簡単なトラップであったのかも?
tb概要2:人魚姫の物語は色々ありますが、王子を殺せば人魚に戻れる。そうしないと泡となって消えるとか… 基本的に悲劇であり自己犠牲の話であったように記憶しています。
posted by みやびあきら at 07:17| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | 放送終了アニメ感想〜2004冬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お世辞抜きにすごい分析ですね。私はペットボトルのお茶とタバコをのみながら見てましたが、そこまで思い浮かびませんでした。一夏は一度(もう一人の)自分を殺して生まれ変わっていくのでしょうか?

とにかく、個人的には物語としてカタがつきそうな点でほっとしています。この枠はプロローグで終わってしまったり、「続きがありそうでない」なんて作品が結構多かったりして消化不良になる事が多かったので。

それでは。
Posted by watersilver at 2004年12月08日 23:10
いえいえそんなお恥ずかしい限りです。もう無駄にしている記事が数本眠ってるんですよね、うたかたは。

それに困った事に普通に見ようとしてるんですけど、どうしても考察したくなってしまうんですよね(苦笑)
妹が見てくれているので、即座に討論・分析出来るのはプラスになっています。

他にも色々なケースを考えたり、今回のケースも纏まっていませんが続きは書いています。
この鎌倉で何年かに一度起きていると言う事は、その全てが失敗に終わっていると言う事でも無いと思うのですよ。
ルールがあると言う事は、皆殺しキャンペーンで無い限りは解決策がある筈なのです。
まぁ、何とか記事にしたいところです、ほとぼりも冷めたかな? な感じなので(^^;)
Posted by みやびあきら at 2004年12月09日 03:31
>他にも色々なケースを考えたり、今回のケースも纏まっていませんが続きは書いています。

是非、何か書いているならば出すべきですよ。うん、そう思います。次の私の記事でこのページのリンク張りますのでよろしくお願いします(笑)

>この鎌倉で何年かに一度起きていると言う事は、その全てが失敗に終わっていると言う事でも無いと思うのですよ。

同感です。未知留の一夏の赤い目の反応とか(多分、未知留は「一夏が選ばれてしまった子だったんだ」という反応だったんでしょうね)、お医者さんの反応とか、何かしら「了解」がある事柄なのかと思えますよね。

実はこの話が始まってからずっと気になっている事があるんですよ。一夏と舞夏っていう名前の意味です。舞夏は「舞」は「毎」とかけているのかなと。それなら「いつも。そして、常にあり、常にない」という意味かと。でも、「一」には「一度きり」という意味が感じられないんですよね。「一」の介錯もとい解釈が甘いのかなとも思ってます。

ってあたりでも私のブログの次話の頭にでも書きましょうかね(笑)

でわでわ
Posted by WaterSilver at 2004年12月10日 00:29
ははは。もう散文も良いところで、書き掛けのまま記事にしていないのがごろごろと。
このサイト公開されている記事数は1000位なのですが、未公開を入れると余裕で1000overだったりしてます。
おかげで再構築するのに時間が(苦笑)

もう書き掛けで忘れてしまっていて、検索すると出てくる記事とかどうしようかと。
しかも途中で考え方変っちゃうと死蔵されてしまいます。
…良い方法でリサイクルできないものか考えてみないと(爆)

一と舞についてはやはり同じようなアプローチもしてみました。
しかし途中で少し変更してそれもあるのだろうけど根源的な「舞」「舞う」とは何ぞや?
もしかすると「一」は一つだけの意味ではなく始まりを意味する最初の「一」で。
「舞」は仕舞。お仕舞いであり最後を意味するのではと。

一番はじめの夏、そしてお仕舞いの夏。‘はじめ’と‘しまい’
出会いの夏、試練の夏のはじまり、しまいゆく夏。別れの夏。
なので一度きりでは無いとすれば、これらが怪しいと思いますよ、個人的に。あ、奉納舞からもアプローチしてたりして(歯止めが効かない人間)

それではトラックバックを是非とも送らせて頂こうと思います。
この記事も話数表記はありませんが、こっそり後で送らせて頂きます(^^;)
Posted by みやびあきら at 2004年12月10日 05:42
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Tracked: 2004-12-08 09:36