2004年12月22日

うた∽かた 詩片 第12話(最終回)「欠片の詩歌」其の壱

 最初にお断り。「うた∽かた」を語るに、私としては良いと感じた部分も悪いと感じた部分も両方語りたいと思います。それは、読み手の方の意に沿わないものも含まれる事でしょう。ですが、多用な考え方の一つとしてご理解頂きたいと願います。

 以下、一度しか見ていない段階での書き始め分、纏まり無し文(再視聴予定)

 ★鏡の神精霊(ジン)であった沙耶、藤堂繪委、黒城舞夏から考察できる事柄★

 沙耶は最後の12番目のジンでしたが‘鏡’である彼女の欠片から生まれたのが試しの子である繪委舞夏でした。

 さて、そうすると舞夏水のイメージ(海や泡)が重なっていたのは「水鏡」から来ていたのかも知れません。元々人が生まれる前から水鏡は何かを映していた訳ですが、そこに見る存在が出来て初めて‘鏡’となるのですが、イソップ童話にあるような肉を咥えた犬が、川面に映った自分自身に…… という寓話があるように、視点を持ちある程度の知能があればそこに何かが‘見える’ところまでは認識出来るようですが、明確にそれが「鏡像」であると認識出来るのは、やはり人間くらいでしょうね。

 今までの11体のジンと違って「鏡のジン」は特殊な存在でした。・冥(これも別の意味で特殊)・ は人の手によらずとも存在出来るものであり(認識して貰う必要はあるのでしょうが)とは違います。

 「鏡」は人類が生み出した道具の中ではこれまた特殊です。調理用具なら食事を作る為、武器は元々狩りをする為だったでしょうし…(他の道具の製作目的は語りだすと止まらないのでSTOP)

 しかし「鏡」人が自分自身を映し出す‘見る’為に造り、使い出したものです。最初はそのまま水面を覗き込んでいた事でしょう。その後は桶に水を溜めて水鏡としたり、銅等の金属を磨いて鏡にしたり。ガラスを効果的に鏡として使えるようになってからは、一気に一般化していったものです。

 「鏡」『人の姿を映し出す』為に生まれ、長い間そういった使い方を主として使われたものです。沙耶つくも神であるかはまた別に致しますが、彼女はいつからかは分りませんが「鏡のジン」として存在しているようです。

 ここで、最終話で語られた鏡の話あれこれを思い出して下さい。歪んだ鏡が始末に終えない事や、次のサクリファイスとなるであろう少女が語った白雪姫での鏡。本来鏡は全てを映す存在ではありません。人が映る場合、確かに反転している以外は見事にその姿を映してくれる事でしょうが、例えば正面から映した場合はその背面は映りません。対象者の背中を映そうとすれば別の角度から、そう人が背中を向けたときしか映せません。しかもその時は正面を映す事が1枚の鏡では無理です。

 はその映り込む対象の表面的な部分の一部しか映せない存在です。白雪姫での鏡も問い掛けに対して基本的に外面(表面上)の美しさしか答えません。スノーホワイトが内面までも美しかったのは、全く別の問題です。鏡は決して全てを映し見通すことが出来る存在ではないのです。

 しかし、沙耶でありながら鏡を越えてしまった存在です。彼女には自由な視点があり、本来は立体物を2次元でしか映せなかった筈が、自由な視点からモノを見、それを立体物(3次元存在)と認識し、しかも人の心の中をも推察出来る新たな視点を得ています。

 ですが、彼女はあくまで鏡のジンとして存在しようと己を束縛しているかのようです。本来の鏡が映せるモノ超えた時点で、彼女は鏡であっても鏡でなくなっているのです。しかし、彼女は鏡を越えた存在でありながら鏡である事を強く望んでいるかのようです。鏡は涙を流しません、涙を流す人を映す事しか出来ません。舞夏は涙を流せないと言っていました、それは彼女が鏡であったからです。しかし、最後に舞夏は涙を流します。それは沙耶が受け入れようとしない、認められない事なのです。何故なら涙を流した瞬間に鏡では無くなってしまう、鏡ではない別の存在になってしまうからです。

 謎の声が言っていました、沙耶は人一倍涙もろいと… でも鏡であろうとしている沙耶はそれには答えません。客観的に… という訳でも無いでしょうが、物事を出来るだけありのままに見ようと、映そうと己を隠し苦しんでいるようにも見えます。

 彼女は世界を映し、人々を映し続けた事で現在の存在になったと思われますがここに「試し」への布石があります。何故彼女が審判をしているかも含め、それはまた別項で触れたいと思います。

 一度ここで終わらせます。

 これらの事を踏まえ次回は試しの意味と、その答えや舞夏繪委が何でありどうなったのか? いっちょお手合わせ願おうと思ってます。

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posted by みやびあきら at 05:15| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 放送終了アニメ感想〜2004冬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一夏の年齢って間違ってますよね?
Posted by at 2005年06月24日 19:55
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