2006年05月24日

機神咆吼デモンベイン 第1話「I AM PROVIDENCE」

原作ゲームは未プレイだが、クトゥルフ神話体系に関しては、それほど深くまで知っている訳ではないが、一般的な人に比べれば間違いなくあると言えると思います。なので、このアニメに関してもあちらこちらでピンとくる物が多くて、クトルゥフ好きにはとっても親しみやすく、また突っ込みの入れ甲斐がある作品なんけど……

もしかして不評?(苦笑)

1話でデモンベイン起動までを描いていた為に、とっても詰め込みまくりの急ぎ足どころか駆け足展開。もしかしたら全速力で突っ走っていたと表現した方が適切なのではというくらいに、知識の無い人は置いてけぼりな作り。説明的な台詞が多かったのも不評を招いたかも知れませんが、クトゥルフ神話の知識があると、大十字九郎(CV:伊藤健太郎)が迷い込んだ謎の古書店。そこの店長がナイア(CV:折笠愛)と名乗った時点で合点がいってしまうんですよ。それじゃ仕方ないよなぁって感じで。

ナイアナイアーラトテップナイアーラトテップ - Wikipedia)である。またはそれに関わりのある存在であると理解できた瞬間に、これから起こることを仕組んでいる、これまでのことすら仕組んでいたのだろうと瞬間的に理解できる頭をもっていると、アル・アジフ(CV:神田理江)がしきりに気にする都合の良さも問題なくなってしまうのです。

ナイアルラトホテップ(私はこっちの呼び方が好き)じゃあ仕方が無い。全く恐ろしいのが居る事に早く気付かないとヤバイんじゃない? と心配の一つも……

話しが前後しますが、最初、覇道瑠璃(CV:麻見順子)からの依頼で探すことになった魔導書に関しても、一番有名なのはアレしかないですし。写本でも狂っちゃうほどに凄い、原本だったら完全発狂間違い無しな禁断の書「ネクロノミコン」(ネクロノミコン - Wikipedia)が話だけでも出てこない筈は無く。下手をすれば本当に手に入る……

原作ゲームを知らなくともアル・アジフの名前が出た瞬間に予想がついてしまう人間には、この展開もOKだったんですけどね。

気になるのは耐性があるのか、既に気が狂っているのか。こんな危険極まりないものに近づいても一見行動に変化が無い事くらいでしょう。ただアーカムシティだし、ミスカトニック大学だしで納得出来る部分もある。これらの名前を聞いてもピンと来ない人には、これほど不親切な演出と構成も無いのは、やはり作品としては弱点。

TRPG「クトルゥフの呼び声」経験者には堪らない。見ていてSANチェックをしたくて堪らなくなる。佐野史郎さんみたいに自分で本を書いちゃうとか、佐野さん主演でギミアブレイクで放送された「インスマスを覆う影」を日本を舞台にして撮影してしまったドラマなんぞを笑って許せるような人にはこのデモンベインはかなりALL OK!!

ドクター・ウェスト(CV:山崎たくみ)廃人にならない程度に狂人になってるのは羨ましい。こんな世界に関わったら命が幾つあって足りないし、ブツに近づいたり、触れただけでも狂い死にするのが関の山。素人にはお薦めできない、してはいけない狂気の世界。

ああ俺はこのアニメの世界観を楽しめる少数派かも知れないが、それで良し。万人に受ける物ではないし、面白く感じなかった人の事も真に勝手ながらも理解できる。クトルゥフ神話体系の寛容さをもって、このアニメも体系に組み込んで理解しようと思います。

余談ですが、昔は普通に全国紙なんかに国書刊行会が「ク・リトル・リトル神話」の広告なんかを載せていたんですよね。一体これってなんだろうと名前だけ覚えたのが事の始まり。気が付いたら色色と読んでましたねぇ。ハスターを召喚したい人、黄金の蜂蜜酒でも飲んで、呪文を唱えてトンズラこきたいとかとか。マニアな世界よこんにちは♪ とくりゃあ。

一般の人にも手軽にお薦めできるのって菊地秀行さんの「妖神グルメ」(amazon 妖神グルメ 新装版 妖神グルメ )とかが頭に浮かびましたけど、再販されてないのね…… 魔夜峰央さんのアスタロトシリーズでの扱いも面白いけど、朝松健さんかなそうなるともう選択肢的に!(管理人が握手したことがある稀な作家様なのですよ)

参考リンク
クトゥルフ神話 - Wikipedia
ネクロノミコン - Wikipedia
ネクロノミコン断章 - Wikipedia

デモンベイン 公式サイト
機神咆吼デモンベイン | WOWOW ONLINE
Project『デモンベイン7』 #機神咆吼デモンベイン_01

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ゲームを買うならこれを薦められたんですけど、どんな感じでしょうかか?
posted by みやびあきら at 19:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 放送終了アニメ感想〜2006秋頃 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どうもです〜〜。

あ〜〜、クトゥルフ好きの人が観るとそういう感じになるんですねぇ。
私は熱血ロボットモノってイメージの方が強いのであまり意識しませんでしたわ(笑)

クトゥルフと言えば、私は「魔界水滸伝」ですかね。
後でクトゥルフをちょっと知った時に「これに日本の妖怪を絡ませてるってのは凄いなぁ」とか思いましたです(笑)

ちなみに同じメーカーさんの作品として「沙耶の唄」がお薦めですよん。
こっちの方がよりクトゥルフ的に思えますんで。
Posted by シバッチ at 2006年05月24日 19:11
ええ、私としましてはこのような感じになります。
妹はやはり今ひとつ面白くなかったとの感想でしたけど。

魔界水滸伝は本を買ったんですが、初っ端から挫折しました。
私は救いの無い戦いというか、あんなのに敵うわけないないじゃん派だったり?

「黒の断章」も個人的に好きですが……
「人工失楽園」を永久に待ち続けるのか、俺は……(爆)
Posted by みやびあきら at 2006年05月24日 21:00
>とっても詰め込みまくりの急ぎ足どころか駆け足展開

かなり分かりやすい第1話だと思ったんですけどねー。
原作もクトゥルフも関係なく楽しめた私は少数派なんでしょうか(笑)
Posted by nono at 2006年05月24日 21:43
>>nonoさんへ。

私も分りやすかったんですけど。
この速い流れに上手く乗れた人ならば知識が無くともOKだったんだと思いますよ。

でもやっぱりマイノリティかも?
Posted by みやびあきら at 2006年05月27日 20:00

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