2006年06月17日

Fate/stay night フェイト/ステイナイト 最終回「全て遠き理想郷」(第24話)

「全て遠き理想郷」

様々な意味でサブタイトルの一文が象徴していた最終回であり、テレビアニメシリーズだったと感じました。それは悪い意味でも良い意味でも理想は遥かに遠く、そこに辿り着くのが如何に困難な事である。しかしそれでも出来る事をやった上で、最後にはそれを受け止めなくてはならないといった事でもあるでしょう。

この物語の終わりとして、アーサー王は伝説のまま亡くなり。士郎達にはまた穏やかな日常が…… でも聖杯戦争を戦い抜き、愛する者同士が選んだ同じ未来への選択肢。その先には死があり、夢の続きがあったかどうかは分らない。夢のような戦いの日々から普通の日常で暮らす先にどんな自分が待っているのかは分らない。変わるかも知れない変わらないかも知れない。ただ過去は存在し、思いも残り、また続き。未来はやはり分らない……

一回しかまだ見ていないので、ちょいと曖昧な事を書いていますが終わりとしては私は納得。

でも演出その他、シリーズ構成的にはちょいと厳しい評価を持ってもいますよ。

描くべき要素が多過ぎたのは理解できますが、大胆な取捨選択は出来ないまま、深く描くべきところが浅いままでクライマックスを迎えてしまった為に、帳尻合わせが厳しかったように思えました。

個人的に面白く感じた、感動したエピソードが諏訪部アーチャーキャスター&葛木宗一郎のエピソードであり。どうにも士郎関係、士郎セイバー関係のエピソードは最後までしっくり来なかったのです。

ならもっと周りを削ってでも主人公二人を見せられれば納得出来たかというと…… もしも士郎があのまま学習能力の無い、痛いままで描かれていたのあればそれも難しかったやも知れません。でも、もっと見せてくれないと感情移入も出来ないキャラであり、ほとんど描かれていなくと感情移入できたキャラが実際に居た事からすると、根本的に士郎とは縁がなかった視聴者であったかも……

最後の敵、言峰綺礼はあんな感じであったか…… ちょっと文字、文章に頼った演出であったのはアニメーションの中の士郎や、中の人も含めて至らない。いや、至らないキャラである士郎としては良かったのですが、決め時も到らないままで来てしまった。成長なのか増長なのか。反省、悔恨、しかし立ち上がる、正義の味方も理想像であり…… 一言で言って「至らなかった」か、やっぱり。

最強のサーバントとしてのギルガメッシュも、その圧倒的な強さはラスボスに相応しかったですが、如何せん中身が軽いというか、軽薄短小に感じれられてしまった。強いのは分るけど、その強さと精神的成熟度が掛け離れていた印象が強く、さっさと倒してくれと何度も思ったものです。己の心に忠実だったのでしょうが、重さを感じられない演出にちょっとまいった。

でもセイバー…… ああアヴァロンか。
やはりそこに繋がったのですね。ラストバトルにおいて、いざアヴァロンが顕現してからは頭の中ではBGMを担当された川井憲次さん(公式サイト)の「アヴァロン」関連の曲が頭の中で鳴り響いていました。ちゅうか、なんとか無理は承知で使えるものだったらあそこで流れて欲しかったと本気で思いましたよ。

Kenji Kawai Official Site内(http://www.kenjikawai.com/topics_2001.html)で聞いた事がある人も少なくないと思われます「Log in」の試聴と(http://www.kenjikawai.com/avalon.html)で「Voyage to AVALON」を含む日本語詩(ポーランド語の原曲詩もありますよ)が確認できますので、興味を持たれた方は、是非。ほんと、かかっていた曲が悪かったってことは無いですが、ワルシャワフィルの演奏とともにラストバトル、エピソードだったら鳥肌立ってたと思いますよ(自分は川井節大好きな人です)

イリヤ大河の姿は微笑ましく、は結局可愛そうな扱いのまま……

は綺麗だったけど、なんで立派というか広めな歩道があるのに君達は車道のど真ん中で爽やかに会話して別れているのかと、車こないからって不思議なことを演出の為だろうけどしているのかと……(^^;)

アーサー王の最後は中々原典に立ち返って良かったのですが、何故にあの世界は女声になるの? 桑島法子さんに続いての能登麻美子さんの投入に、あのベディヴィエールは女声の男なのか、実は女性なのか、はたまた…… 流石に狙いすぎ!? 男性でも全く問題なかったと思うのですが、困った事にそこに引っ掛かってしまいました、感動のシーンなんですけどね。俺も修行が足りないや。

テーマソングや挿入歌、BGMの満足度は高く。ここぞでの作画も良好(一番インパクトあったのはライダーのお尻ってのは我ながらアレすぎるけど)不満に感じたところは今度出るPS2版で解消できるのであれば、した方が良いのか? う〜ん悩みどころです。

商業的は成功した作品だと思いますが、トータルの満足度ではもうちょっと頑張りましょう評価でしょうか。難しい題材であったことや、作品の持つ可能性は凄かったと思うのでどこかでリベンジできると良いですね。

まさに「全て遠き理想郷」

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posted by みやびあきら at 20:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 放送終了アニメ感想〜2006秋頃 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
完走お疲れ様でしたー。

全体的に、イイトコドリをしようとして失敗した印象ですね。
途中からは販促アニメと割り切って見てました。
士郎の顔アップは最終回まで多かったですねー。それしか覚えてないかも。

それにしても、なんで歩道を歩かなかったんでしょうね。最後に大きな謎が(笑)

>何故にあの世界は女声になるの?
なんか、ちょっとエグかったです。さすがに狙いすぎでしょう(笑)

>PS2版
足りないところは補えるかもしれないですね。
アーチャーやランサーなどの活躍も増えますし。
個人的には奈須氏の魔術関係の世界観にお腹いっぱい状態なのでスルーです。
少し前に文庫とか読んで、ちょっと飽きたかも(笑)
Posted by nono at 2006年06月19日 01:53
セイバーは美しかったですが、最後までそれに相応しい存在には見えなかった士郎でございました。
セイバーもダメ男に持てていたのは、属性的に甲斐性無しが好きなオーラが……(^^;)

演出とはいえ、歩道と車道を仕切るための柵もあるようなセンターラインだってある幹線道路っぽい場所。
見た感じ、ずっと歩いてきたような感じでしたし柵が切れていて車道に出るところも周囲には……
良いシーンのはずなのに、気になって仕方がありませんでした。

能登さんに関してはあそこは王の騎士たる男性ボイスで全く問題ないと思えたんですが。
何故に渋く行かずに、そっち狙いだったんでしょうか?

うたわれるものはアニメを見てゲームを遊びたくて仕方がないのですが。
こっちはどうにも踏み出す為の後押しが弱い……

アニメの出来って大事ですよね。
Posted by みやびあきら at 2006年06月19日 10:00

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