2005年03月02日

巌窟王 第二十幕「さよなら、ユージェニー」

 巌窟王 第20話「さよなら、ユージェニー」 巌窟王_20.mp3 音声記事。

 先週の第19話「たとえ、僕が僕でなくなったとしても」の最後でユージェニーがあんな目に遭ってしまった為に感想が書けなくなってしまった、陵辱話はとにかく苦手な管理人です。もう、胸が苦しくて感想を書いたとしても罵詈雑言の限りを並べてカヴァルカンティを攻め立てた事でしょうから、ここは今日の話できっと何とかなると信じて一週間耐えました。

 それでは、今週の感想を。
 ダングラール銀行は破産状態で債権者からの取立てに怯える生活を拒否すべく、娘をアンドレア・カヴァルカンティ(偽)侯爵への生贄に差し出す糞親父のダングラール男爵。けど彼も偽貴族なんですよね、過去の経歴を見るに。そういえば、ルノー。フルネームだと「ラウル・ド・シャトー・ルノー」と、本当に結構おぼっちゃんだったんですね。しかしアルベールと違う意味で真っ直ぐに育って、本当にいい人なんだなぁと今回も実感。同じような?お坊ちゃんでも違うものです。親の育て方の違いか!? 元々マクシミリアンと友達だった事から見ても、人を見る目はあるし、シャイで素敵な眼鏡っこだ(がねっこって言うな!)

 アルベールユージェニーの抵抗時に付けられた傷を見せ付けるカヴァ候はイヤらしい奴だよな本当に。アルベール、お前は今怒っていいよ。冷静に考えれば「お前は人目もはばからずにそんな格好で外に出てきやがって!」とツッコミを入れたかっですけど、そんな場面じゃございません。ちぃっ! 今に見ていやがれこん畜生め!! とテレビの前で歯を食いしばって耐える視聴者がここに。
 ペッポたんはいい子じゃのー。こんな小悪魔的なおにゃのこみたいなおときょのこは初めてじゃよ。地球に来てからのメイド姿も似合ってましたが、メイド服以外も似合ってますし、その決意を固めた表情がまた凛としていながらも儚げで、守って上げたくなるような感じがして絶品でございますじゃ。確かに中原麻衣さんの言う通りに、今回はヘタレて無いキャラでしたな。おお、これはアルベールを助けてくれるんじゃな、きっと。

 いよいよイカサマな結婚調印式でございます。どうしても私などは「ルパン3世 カリオストロの城」を思い出してしまいます、すみません。メイド長みたいな人に自分の本心を語るユージェニーは、今の自分にはこの世界の理などは何ら意味を成さないものとしか受け止められてなさそうです。全てが不条理の上に成り立っていた虚構の世界だったのだと。逃げようにも一族の事どころかアルベールの家の事まで言われてしまっては従うしかなかったユージェニーが不憫でなりません。あの演奏会が切っ掛けで音楽学校の教授からも誘われていたピアニストへの道が開けたかもしれない彼女の夢も含め、何もかもが風前の灯火。……耐えてますよ、TVの前で。

 マスコミ相手の写真撮影時の後ろの壁紙がお札だらけで、本当に悪趣味極まりない。正直、あのまま気を失って倒れるのかとも思いましたが、留まったユージェニーから、まだ完全に折れていない心の大切な部分を保とうとしたのか? それとも偶然だったのかは分かりませんが。が、辛抱のしどころです。リュシアン・ドプレーポーシャン。彼ら二人は大人なんですよね。汚れてしまうと分かっていても、その汚れた中で生きて行かなければならないことをよく知っている二人。何だかんだで彼らもアルベールにとっては何物にも代え難い、得難い‘友’でございました。

 インクが垂れたのを見て確かにマリー・アントワネットの事を私も思い出しました。ペッポたん実は博識なのね。いや、少女趣味?なのかも? メイドに変装したアルベールは明らかにペッポの手引きでしたが、あんな事は過去のアルベールであれば出来なかったことでしょう。プライドだけは人一倍高く、正面からぶつかる事しか出来ない悪い意味で純粋培養された少年の姿は、もうそこにはありませんでしたよ。

 くぅ! 来ましたよ! カタルシスの瞬間が!!
 本当にアルベールを愛していたペッポが、これから新しく始まる二人の男女の花道を作ってくれました。やっぱり「卒業」の映画でのダスティン・ホフマンといい、花嫁は奪って逃げるものです!(断言するなよ) う、耐え忍んだ甲斐がありました。リュシアンが前に進み出て、期待通りにカヴァルカンティの足を引っ掛けた時の気持ち良さといったら、そうそう無いですよ。ポーシャンもナイスフォローです。

 で、警官隊が突入してきましたが、カヴァの事を内偵はしていたんでしょうけど、これもまたペッポがリークしたんでしょうかね? 重要情報を。伯爵の計画ではなかったように受け止めましたが、実際は? いいや真相はどうでも。俺の中ではペッポたんのおかげです、今回のことは。吹っ切って街を歩く姿も美しく、これからは彼女も靴を脱いで歩み始めたように。自分の足で新たな道を歩んでいって欲しいものです。外にはルノーが車で待ち構えていてくれましたね。ヴァランティーヌの時もそうでしたが、彼の車と運転で女性を連れ出し逃走するのが基本手口のようです(^^;)

 空港でのユージェニーアルベールの会話はこの作品の中で初めて安心して聞けたかもしれない。まさかここで何か邪魔が入るとは考えもしませんでしたよ、見ている時は。後で考えてみれば邪魔が入る可能性もあったのでしょうが……
 美しいキスシーン、ラブシーンにちょっと惚けた。中の人もGJ!! 中村千絵さんGJ!! やっぱりこれ買いますよデュアル!ぱられルンルン物語 DVD-BOX[d’ash] [amazon a])え、巌窟王じゃないのかよという突っ込みは別にして。これでユージェニーとはサブタイトルにある通りにお別れなんでしょうね。さよなら、ユージェニー けれどもきっと彼女は立派なピアニストになれるよ。その為にも!アルベールはもっともっと成長しないと。

 ユージェニーが胸に隠し持っていたあの巻貝。フランツアルベールユージェニーと3人で行った海で拾った思い出の貝ですよね。そして一緒に渡されたフランツからの手紙。ぐはぁっ! フランツ・デピネー男爵は男の中の男です。まさか今週も彼に泣かされようとは思いもしませんでした。すまぬ、鼻の奥がツーンときたよ……

 あの遺言ともよべるメッセージを聞いたアルベール。それでもモンテ・クリスト伯爵の元へもう一度行くのですね。でも、今度は違う筈です。確実にアルベールが成長したと信じて次回を待ちます。

巌窟王公式  #巌窟王_20
 P.S.フランツペッポと男の子の方がアルベールの魅力に敏感に気づいているものなのですね。それから予告の内容からするといよいよ復讐の仕上げでしょうか、メインターゲット3人のうちの2人に。それとアンドレアはあの時の子供だったのかやっぱり。き、近親相姦!?

 最後にユージェニーはどこまでも本当に美しかったと書いておかねばなりませぬな。
posted by みやびあきら at 06:11| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 放送終了アニメ感想〜2005春 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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