2005年03月16日

巌窟王 第二十二幕「逆襲」

 巌窟王 第二十二幕「逆襲

 先週のラストと予告で予想していた通りに、軍事クーデター発生!!  ネタバレな感想記事は続きを読むをクリックして下さい。(通常記事へ戻しました)

 巌窟王_22.mp3 ←しょぼいけど音声記事。イワクツオウになっちゃうのよね(^^;)

 地味な展開に見えて、かなり色々と明かされた秘密の数々を確認しつつ。今は最終回に向けての最終助走であり、最後に一気に飛ぶ、羽ばたく為の力が溜まっていくのとても感じました。そう、重大な秘密の一端が明かされたんですよね。毎回、冒頭のナレーション。友人が語るかのような内容ですので、一体誰が語っているのかと悩んでおりましたが……
 あれこそが巌窟王本人の声だったと言うのが真相だった模様!?
 確かに友人だ、友人なんだろうよ!!

 落ち着いていこう。前回モンテ・クリスト伯爵と出会うことが出来たアルベール。そういえば、偽貴族だった事がばれて特権を剥奪されたみたいでしたので「アルベール・ド・モルセール子爵」じゃなくて「アルベール・モンデゴなんだろうか…… だからモンデゴモンデゴって言ってたらアルベールメルセデスも含むややこしい事になるので、今回馬鹿親父の方は本名の「フェルナン・モンデゴ」から以下フェルナンで記事を書こう。

 モンテ・クリスト伯の口から直接アルベールに語られる真実。凄いね、アルベール。ちゃんとフランツの残した言葉、いやそれだけでなくフランツの残してくれた数々の事から成長したんだね。憎しみの心を捨て去るなんて出来るもんじゃないのに、アルベールは本当に捨てた…… のか?(^^;) 単純だから真意に気づいたつもりになっているだけも知れない不安が拭えないのは、人徳がまだ足りないのかな(個人的見解)

 でもね、伯爵は語ってくれましたよ。そうか、若々しく美しい青年だったエドモン・ダンテスは本当に真っ直ぐで誰かを疑うなんて事を考えもしなかった光り輝く存在だったんですね。だからこそ、それに照らされた者の中で影を他者より持っていた者は、その影がよりはっきりと映し出されて耐えられなかったんですね。ダングラールは同じ船の中で照らされるのに絶えられず。そしてそういった意味ではメルセデスも光り輝き照らし出す側でしたので、その二人に照らされてフェルナンが結果として一番暗く深い影を大きくしていったんですね。でもそれは本当に妬み、嫉みな心の影であり。エドモンが宇宙船の船長になるのに、自分は地上で這い蹲って船の整備に明け暮れて…… フェルナンエドモンのことを親友だなんて思ってもいなかった訳だ。

 ちょっとお話が前後してますが、船長の遺言として託された手紙に書かれていた内容は、今まで何度か触れられてきたプリンス暗殺事件に関わった者達の名前だったんですね。あて先はヴィルフォールの義父でもあるノワルティエ。担当したのがそもそも暗殺グループに関わったヴィルフォール判事って最悪展開。何も知らないエドモンはこの時点ではまだ真実を知らないままで、有罪判決を下されて銀河の遥か辺境であるイフ城の牢獄へと送り込まれ、防衛システムの生体パーツとして死ぬことも出来ずに絶望の中で苦しみ続けたんですね。いっそ狂えれば、死ねればと悶え苦しむエドモンに同情しない人はまずいない事でしょうよ!

 イフ城とは畏怖城でしょうか? いつからその名で呼ばれていたのかは分かりませんが、そこには何千年も獄に繋がれたまま(本当に繋がれていたよ、鎖に)半ばミイラと化したかのように見える巌窟王がいて、エドモンの思いと願いが巌窟王に届き、彼こそが巌窟王が待ち続けた人間。これを‘友’と呼んでよいのか判断しかねますが、こうして互いに持たざる物を補完しあい、ついに今のモンテ・クリスト伯爵巌窟王が誕生したんですね。巌窟王の持つ膨大な知識や力と、エドモンの心と肉体が融合したことによって、現在我々が目にする、想像を絶する‘力’を手に入れ、復讐劇が始まったと……

 ちょっと見返した方が良いのでしょうが、書かずにはおれません。

 そうだ、メルセデス!! マルセイユにいた所をフェルナンの部下によってパリへと向かうことになりますが。そこでパリを破壊し、明らかに首都制圧、重要拠点制圧による軍事クーデターを超えた。単なる破壊活動も目にしている筈なんですが…… この女、未だにエドモンが何故復讐をしなくてはならないのか? その理由に気づいていないですよ。どうしてフェルナンが復讐を受けるのか見当もついてないっての!? 17歳の人、お姉ちゃんでも察せそうな事に考えが至らないとは、何者!? 恐ろしい、恐ろしいまでにボケボケ。天然どころじゃなくて、この世界生まれではないかのような人間でございますよ。

 パリで抵抗を試みている人達もどんどん殺されていますよね。バスチーユ監獄のような所からはカヴァルカンティだったお兄ちゃんも、混乱に紛れてあっさり脱獄しちゃってますよ。こんなものかよ! こんなもんかよ! 何と愚かしい世界なんでしょうかね、ほんと。彼はもうこれで登場することも無いでしょう。どこで生き、死のうと彼は彼のままなのかなぁ……

 部下にも見捨てられていくフェルナンですが、メルセデスもとぼけた事を言ってますよ。二人でパリを出ましょうって、何よ!? 例えばフランツは他者に対しての心の持ちようの理想をアルーベルに説いた訳ですが、俗物な私などはメルセデスフェルナンが今までした事を知らないまでも、エデに纏わる事は真実だと判断した訳ですし、今、まさ起こっている惨状を前にして二人で残りの人生をどう暮らしていくつもりなのかを問たい、問い詰めたい。問い詰めてよいですか!?

 最終的にフェルナンの凶弾に倒れますが、彼女は自分が悪行の片棒を担いでいた事にはどれだけ気づいていて、責任を感じていたんでしょうか? 最初は被害者ですけど途中からはフェルナンと運命共同体な筈なんですけどね。正直、おかしくなってしまったフェルナンよりメルセデスに生理的な嫌悪感をここでは感じてしまった私はおかしいのかな? フェルナンの破滅は今後の予想の範囲内ですが、メルセデスの破滅は想像していなかった事もあり、十二分に悪女なんじゃとおもっちゃいましたよ。まさに無邪気。邪気は無いけど、引き起こされる結果はとんでもないって奴ですかね。

 そうそうバティスタンいい奴だ! アルベールに協力してくれるし、ベルッチオと二人で助けに来てくれるし。これらは伯爵には内緒でしょうが、アルベールと同じで本当に伯爵を救いたい思いでの行動でしょうね。何とか彼らによってアルベールが助かって(予告を見ると……)メルセデスも助かると良いのですが……

 エンディングにもあった、フェルナンが自殺するかのようなカットは。銃口を口の中に向け、もっとも確実な短銃による自殺方法(詳しくは理由を語りませんけど)を選択するのは良かったのですが…… 心中という言い方は大嫌いなのですが(この場合正しくないし)家族を殺したものに限って生き残るよくあるパターンで、所詮はフェルナン・モンデゴ。責任を全て他者に向けてますよ、自分の責任は無かった事にして……

 自分勝手にエドモンと決着を付ける気のようですが、予告を見るとエデ(多分、伯爵を止めに来た)を人質にとって銃を突きつけます。最低だこの男…… 逆にアルベールも人質として銃を突きつけられ…… これこそが憎しみ、復讐の連鎖であり。フェルナン伯爵に全てを奪われた復讐として、伯爵の全てを奪ってやると息巻いていたように(最初はお前が奪ったんじゃん) エデの事を無視して伯爵は撃っちゃいそうだし(エデ死んで欲しくないけど、どうにも伯爵の為に彼を信じたまま死んでいきそうな予感が……)憎しみの連鎖をどこかで断ち切らなければならないのでしょうが、振り上げて既に振り下ろした拳を引くのは容易なことではないのですよね、嗚呼!!

 アルベール伯爵から贈られた金の懐中時計を捨てた段階で、もう終わってしまっていたんだと思います。でも、伯爵はまだ持っていましたよね。そう、伯爵は皆が信じているままの素晴らしい人なんですよ。過去に時間を巻き戻すことは出来ない。伯爵は自分が倒される事によって、そして彼の本当の意思を継ぐ者達によって事態を完全に終わらせる気なんでしょうね、ああ何か来週辺り泣いてそうだ、俺、泣いてそうな気がする……

 追記:ヴィルフォールは「死刑」「死刑だ」と街を彷徨い。ダングラールも大好きな金塊の中で現実逃避で狂ってしまったみたいですね。彼らが死んじゃうと復讐の意味合いが薄れますので、まだ死ねないでしょうね。少なくとも後25年は生きて……

 巌窟王公式  #巌窟王_22
 トラックバック概要:復讐対象者を殺しはしない伯爵ですが、フェルナンとの決着は一体どうなるんでしょうか? どんな形でこの復讐劇を終わらせるのか? 少なくとも伯爵の終焉は近いです……
posted by みやびあきら at 05:00| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 放送終了アニメ感想〜2005春 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トラックバックありがとうございました。
復讐対象者を殺さないけど、でもフェルナンはすでに自分の妻や子を手にかけるような非道なヤツですからねえ。今更アルベールをどうこうしたところでフェルナンはきっとなんとも思わないでしょうし。

ああ、そうか、メルセデスとアルベールが伯爵の元で幸せになるのが、フェルナンにとっては一番嫌な事かもしれないですよね!
#と無理やりハッピーエンド希望(笑。
Posted by ミオル at 2005年03月17日 15:22
そうなんですよね、もうフェルナンにとってはアルベールの命を救う選択をする価値が見出せないと思うのですよ。
本来は価値とか以前に、我が子を何があっても守るのが親として当たり前のことだと思うのですが……

伯爵とアルベールの共通点は一部の人から猛烈な愛を受けている。愛されまくっているところでしょうね。
彼らの共通点は愛する者の為なら、全てを投げ出す覚悟が出来ている事でしょう。
実際にその命を投げ出したフランツみたいな人間もいますので。

すると、エデに死亡フラグが立ってるんですけどぉ〜〜。
フェルナンはアルベールを見捨てるだろうしぃーーーっ!(泣)

私も望み薄でもハッピーエンドを希望します、切実に。
Posted by みやびあきら at 2005年03月17日 16:00
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