2005年04月14日

LOVELESS 第1話「BREATHLESS」第2話「MEMORYLESS」(暫定版)

 ラブレス_01.mp3音声記事だったり。

 高河ゆん作品に初めて触れたのはもう何年前か忘れてしまたっが、J9のイラストカットだったような気がする(名前は違ったかも?)その後は伝説的な同人誌「夜嬢帝国」において、その影響力をまざまざと見せ付けられる事になるのですが。なのでマンガを読んだのはこの時だと思います(もしかすると「魔王伝」だったかも?魔界都市の煎餅屋さん好きなら通らないでもない道だな ^^;)

 『アーシアン』『源氏』などなど初期の頃の作品は読んでおりましたが…… きちんと完結したとは言えない作品ばかりですね(『アーシアン』もどうだろうか?) さて、本アニメの原作は未読ですが、アニメを見て思い出したのは『B型同盟』のことでした。うちの兄妹などは‘猫耳’であっても普通に納得出来る下地がありますので驚きはしませんでしたが。「何でネコミミ!?」と思われた方も多かったんじゃないかと。何と言うか、こういった所は変わっておられないのですのねぇ、等と感慨にも耽りましたが。勝手な分析としては、先ず猫が好きなのであろう。猫になりたと言うよりも「‘猫でありたい’人間」とでも言いましょうか…… 上手い喩えかどうかは分りませんが、押井守さんが「犬」対して信仰をお持ちように(犬は天使、神の使い、神。そんな信仰?)高河ゆんさんも「猫」正確には「猫のようにあるべき人間?」拘りがあるんだと思います。

 なのでテキストとして『B型同盟』をお薦めしたい所ですが…… 入手困難ですね(^^;)

 この独特の世界観はいきなり見せられても拒否反応が大きいかも知れませんが、高河ゆんが切り開いた道の後をCLAMPが通り、別の更なる道へ進み飛躍を遂げたように、日本漫画史における意味合いも考えて…… 話逸れましたね。

 『LOVELESS』猫の耳は純粋なる子供である象徴なのか、まだ世界を知らない象徴なのか。汚してはいけない聖、汚れてはいけない未発達な性。うーん、悩んじゃって下さい、皆様も。「戦闘機」「サクリファイス」「スペル」この辺りは私も理解できておりません。「ななつの月」七つの海ではなく「ななつの月」‘海’と‘月’が象徴するものを考えていけば答えに近づけるかもしれないかなぁ。

 お話とかキャラに関しては公式を見ていただいた方が今回は早いので、以下はこの独特の雰囲気に仕上がっているアニメに関しての分析?です

 監督の紅 優さん。監督作品であった『クロノクルセイド』に関しては最終回の評価が宜しくなかったように思えますが(勿論、あの最終回で満足されている方も少なくないです)蛇足だと捉えられた以外の部分。本来の演出スキルはかなり優秀な方だと理解しており、番組中にCMが流れた『ストラトスフォー』のOPなんかはかなり好きでございます。とにかくその演出能力は本作でもいかんなく発揮されており、特に第1話を見れば一目瞭然。とにかく作品に合っている、上手いと感じさせてくれました。素晴らしい。

 シリーズ構成・脚本の河原ゆうじさん。元々は演出畑出身だったかと。なので、監督の演出的方向性をよく理解した脚本に仕上がっており。原作は未読ですが、何度も我妻草灯(CV:小西克幸)が青柳立夏(CV:皆川純子)に一方的に宣言する(この表現が一番合ってるかな、と)「好きだよ」の使い方。あまりに小西さんが艶っぽく発し、しかもそこに本当の意味が在るんだか無いんだか分らない魂ではない別の何かが宿っていそうな言葉…… うん、繰り返す事により薄まる言葉と、強まる言葉。その辺りのさじ加減に今後も注目です。OK!!

 キャラクターデザインの岩倉和憲さん。あれですね『光と水のダフネ』好きの私に聞くのはヤバイんじゃないかと思いますが(アニメ版キャラクターデザイン)メカもOK!(アニメ版『ガンパレードマーチ』実は私アニメ版が好きです ^^;)人物もOK! な方でダフネのDVDジャケット画は凄い好きなのでございます。(参考リンクhttp://www.thedaphne.jp/goods.html)今回の『LOVELESS』では、かなり世間的評価を上げられておかしくないんじゃないかと思うのですがどうでしょうか?

 総作画監督の中山由美さん。来ましたね、J.C.STAFFは本気ですから『LOVELESS』に!! と感じさせる中山由美女史の投入です。1話、2話の作画レベルの高さが納得出来る布陣です。見た方は本当にご理解頂けるかと思うのですが、これはキレイです。最近のテレビアニメの微妙な作画を見慣れていると、気合入り過ぎ!? とか思われるかも知れませんが、作画に関しては本当に女性向けとして問題ないクオリティです。

 美術監修の小林七郎さん、美術監督の小田理恵さん。小林七郎さんは私が生まれるよりも前からアニメの背景や美術のお仕事をされております超ベテランでございます。『忘却の旋律』の美術監督でもございましたし、小田理恵さんも忘却に参加されておりました。なので、見ていただくと学校の校舎とかからもそんな感じがしておりますね。しかも良い意味で、でございます。この世界に相応しい日常と非日常の微妙な存在してるんだけどどこか淡い感じが私は好きです。

 色彩設定の店橋真弓さん。最近ではやはり『忘却の旋律』とか『まほらば』とか。その作品にちゃんと合わせての設定ですので、これも見れば問題ないです。OKです。

 撮影監督の大河内喜夫さん。これまたガンパレとかダフネの撮影監督をされておられたのですが、とっても好みなお仕事されるのです。特に『光と水のダフネ』における海や水の表現が凄い好きな私には、今回のCGを多用した演出は紅優監督からの指示を的確に表現しているのではないかと。独特の蝶や水の泡などなど、CGは詳しくないのですがパーティクルなんですかね?(フラクタルとか昔に本で読みましたが)とってもキレイで非常に効果的な使われ方をしていて見惚れますね。2Dコンポジット&エフェクトのスタッフ欄にずらーっと名前が一杯載ってたりしますので(忘却の撮影監督の福世晋吾さんとかも)かなり力が入っています(そう言えば『忘却の旋律』迷宮島編ラストの海は大河内さん担当らしいので、『LOVELESS』エンディングの水と泡あたりはどなたなんでしょうか?)この撮影スタッフからすると低予算、短時間(^^;) でも良い物を何とかしてでも上げてきそうなのでございます。

 OP&EDテーマの作詞・作曲は梶浦由記さんなのですよね、これがまた。実は今期の梶浦ソングでは一番良くないですかコレ!? 冗談抜きで良い楽曲となっており、映像とのマッチングもかなり良いわぁーーーるんるん
 しかも!本編の音楽は笹路正徳さんときたもんだ!? うわ、本気だ。このアニメ本気ですよ皆さん!!

 以上制作スタッフから見た分析?(というより趣味語り!?)をしてみましたが。J.C.STAFFの主戦力を投入し、最近の作品に関わった優良スタッフにも参加して頂き。更に梶浦テーマ、笹路サウンド。紅演出が相まって……

 こいつはお話の落とし所と、作画が崩れさえしなければかなりの大穴(失礼な物言いなのですが「女性向け」と捉えられて注目度が低い気がしますので……)掘り出し物な気が無茶苦茶するのですけど、どうでしょうか? 倒されちゃいましたがを演じる小清水亜美さんの演技も良かったと思いますし。何より小西克幸さんエロ過ぎキスし過ぎ「好きだよ」言い過ぎ!!(爆)皆川純子さんも女性役を演じている時よりも艶っぽい(苦笑)ネギま!の委員長よりもこっちで身悶えるわ!!(ここに馬鹿が一人)キャァーっ! 王子様が襲われてるよーー!!! ああ、立夏に女性をキャスティングしてくれて助かりました。男性声優をキャスティングされてたら流石に耐えられなかったと思います。ちなみに能登さんはさすがに出過ぎ…… ですよね、耳付き先生。あ、付き‘と‘なのかも!?

 騙されたと思われるかも知れませんが、先ずはこの映像表現・演出を一度は見て下さいな。過剰すぎると思われる方には、一方的な言葉と愛が過剰に流されて消えていってしまうアニメなので、映像表現も過剰になるのですよ。とか、言っておきます。書き言葉では無い話し言葉は機械的に保存していない限りは出した瞬間に消えていってしまいます、音のエネルギーとしては。しかし、その言葉に込められた思いや、強い意思はどうなると思いますか? 伝えたい言葉、伝わらない言葉。刻みたい言葉、刻まれた言葉。

 愛はそこにありますか? それは真実の愛ですか? 心のこもった愛ですか? ならその心は何処にありますか? その行方は……

* LOVELESS - ラブレス *公式  LOVELESS(J.C.STAFF)  LOVELESS  高河ゆんオフィシャルサイト:九重.com #LOVELESS_01

 追記:ネコミミとしっぽに対する‘犬耳としっぽ’について書こうとしたんですけど、次回以降に致します。

 トラックバック概要:笹路正徳さんが参加したアニメって……『エルフを狩るモノたち』とかでしたよね。兎に角アーティストとしてもプロデューサーとしても凄い方かと思います。
 tb概要2:愛ちゃんやられちゃいましたね、しょんぼり。小清水さんもちゃんと激しいバトル演技も出来るようになられて嬉し恥ずかし(^^)
光と水のダフネ VOL.9
光と水のダフネ VOL.9

光と水のダフネ VOL.10
光と水のダフネ VOL.10

光と水のダフネ VOL.12
光と水のダフネ VOL.12

岩倉さんの絵良いよね揺れるハート
posted by みやびあきら at 16:00| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 放送終了アニメ感想〜2005夏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 ゆんさんのファンになったのは結構遅くて、「妖精事件」から。思えば、ゆんさんの代表作の中で、初めて完結できたものでしたね。その後色々とふっ切れたみたいで「アーシアン」も「恋愛」もほぼ全面的に描きなおして完結。結構いい幕切れですよ。「源氏」はまだ手つかずのようですが(^^;
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4420220384/qid=1113465154/sr=8-4/ref=sr_8_xs_ap_i4_xgl74/249-7011488-7556314
 ゆんさんの作品ってみんな何か独特のエロティックな雰囲気があっていいですよね。今回の「猫耳」も●体験があるかないか、外見で一発で分かってしまう世界という設定。これ、ある意味すごいエロいし、かなり恐ろしい。

 あ、そうそう今回のアニメ版なんですが(^^;ゆんさんのあまりアニメ向きとは思えない線が忠実に反映されててお見事。ビバ!デジタル!
Posted by てんちょ at 2005年04月14日 20:18
ああ私はちょっと終ったというよりも、とにかく終らせた印象が強いですね。
エロス分は余り意識しないでマンガは読んでましたけど。
Posted by みやびあきら at 2005年04月14日 21:11
こちらもあまり適当な書き込みとはいえないですね。みやびさん「アーシアン」完結版知らないと誤解してるし。何度もお手数かけてすみませんがこちらも削除お願いします。
しばらく謹慎します。ご迷惑かけ、申し訳ありませんでした。
Posted by てんちょ at 2005年04月14日 22:36
笹路正徳さんに反応されててうれしいです。

それはそれとしてコメント書こうとしてダフネのDVDのジャケットが見えて笑ってしまいました。とくに9と10:-)。
Posted by taro-r at 2005年04月15日 10:44
>>てんちょさんへ。
こちらは大丈夫だと思いますし「アーシアン」に関しては結局、あまりに時間が開いてしまって、同じ作品とは感じられなかったんですよ。
絵柄の違い以前に、違う作品の最後を見た感じがして……
なので、
>きちんと完結したとは言えない作品ばかりですね(『アーシアン』もどうだろうか?)
になってます。
あまりお気になさらずに、これからも宜しくお願いいたします。

>>taro-rさん。
笹路正徳さんには吃驚しましたよ。アニメの仕事もいくつかしていたとはいえ、ここに投入されるとは!!
音楽面からも注目していい作品になりそうです『LOVELESS』は。

>とくに9と10:-)。
いやぁ、うちに岩倉さんのジャケット画が転がってますので(^^;)
本当は士貴先生のBOXアートがメインのときももう一つのパッケージは岩倉さんが書いてて、これもまた良いんですどけね。
で、一応参考の画像として「レナさんのお尻」「グロリアの股間から聳え立つ立派なガン!?」「ネレイスカムチャッカ支店の皆さん(課長を除く)」を選んでみました。
『LOVELESS』のキャラクターデザインをしている方は男女ともステキな絵を描けますよ〜、と、こっそり訴えてみました。

ちなみに『ガンパレード・マーチ〜新たなる行軍歌〜』のメカニックもなんですけどジャケットだと分かりにくいのでボツに(苦笑)
Posted by みやびあきら at 2005年04月15日 15:16
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