2006年12月27日

BLACK LAGOON The Second Barrage 第24話「#24 The Gunslingers」最終回

「The Gunslingers」日本編の終わりでアニメセカンドバラージの最終回。
見終えた後にすぐさま未読のまま耐えてきた原作単行本の日本編を読み始める。
そうかこういった違いがあったのね。

その違いはお話しの展開の違いだけでなく見せ方としての手法、演出の違いなどなども含めるのですが、アニメの良さ、漫画の良さ。色々と感じたものでございます。

雪緒が自決する時にロックに対しレヴィが言った言葉と重ねる訳ではありませんが、妹が「あんたが日本編を読んだら心に傷になるよ」「暫く立ち直れないよ」とかと忠告を受けておりましたが。確かに先に原作を読んでいたらアニメを見るのも鬱っぽいことになったでしょうなぁ。確かに原作の方があれとかの臭わせ方とかキツイし……

さてアニメの方に話を戻しまして、原作ではロックがレヴィに頼んで雪緒達に直接バラライカの終結宣言を伝えに行って、神社の境内で死闘を演じることになるのと、単行本の第5巻の表紙絵のように着物であったのですけど。
ブラック・ラグーン 5 (5)
アニメだとレヴィは時間が無い、周辺が警察により封鎖されるリスクなどを説明して説き伏せてって流れでしたが、その辺は逆になっていたり。いきなり待ち伏せされてバイクを吹っ飛ばされロックが拉致されての雪緒と銀次が直接敵の首魁であるバラライカを討ちに行こうって展開。

度々日本の警察の優秀なところとダメなところが出てきていたので、この変更は納得できます。それとやはり映画「セーラー服と機関銃」の香りを感じる部分もありましたし、描き方として漫画からより映画的な作りを意識したアニメ演出。そんな事もあったかもしれません。

埠頭での死闘。波止場と言っても良いかも知れませんが、回り込む二人の後ろをトレーラーが行き交ったりとかで、ちょいと不謹慎かも知れませんが格闘ゲームのステージ演出を思い返したりもしました。アメリカの映画なんかだとどうでしょうか?印象的なのには貨物列車、コンテナ積んだ貨物車両なんかちょくちょく見るような。

そんなことはさておき、同じ臭いがするレヴィと銀次の闘いも、その目的の違いが大きいところから始まったのに。途中で銀次が己の本性に目覚め自覚しての後悔した部分。お嬢を連れてきてしまった事、そしてその事が彼の命を縮める結果ともなるのですが……

岡島さんと雪緒の会話。
ロックは色々と自分の事を語り、この間の反撃でもないですがかなりむきになって雪緒の事も語り問い詰めるような感じです。それを冷静に受け止めて淡々と語る雪緒ですが、生きようとしている雪緒。この戦いは生きる為の戦いであると考えていたのは彼女が普通の人間であった証拠。でも銀次は違ったはずなのに、お嬢の言葉を受け止めてしまった……

救えない連中の戦いの中で生きようとした事でしくじった銀次。レヴィに指摘された通り、生きようなんて考えたことで敗れてしまいました。しかも雪緒の言葉を引き出したのはロックですから、そのことをきっちりとロックに伝えての……

アニメで雪緒が咽喉を日本刀で貫いて自決するシーンを見せるにはあのくらい引かないとダメでしょうね。結果としてロックが彼女の死に関わったのは確かだし、バラライカに鷲峰組を徹底的に潰して欲しい、ようするに雪緒以外を皆殺しにして欲しいと願った悪党な考え。でもロック、それで彼女の因縁が切れるとでも? それで彼女が生きていけると? 心にどんな傷を負ってでも人は生きていける場合もあるでしょうが、それがどこまで幸せになれるかは本人だけでなく周りにどれだけの人が居るかにもよるでしょうし……

彼女を救えるはずも無いロックの願いは確かに悪趣味と言われても仕方が勝手な話しでしょうねぇ。

いい加減飽きて来たバラライカは最後に一花火打ち上げて香砂会の組長を殺していきましたけど、あのやりとりは何とも言えないものでした。確かにアフガンで何かを置いてきてしまって、別のものを持ち帰ってしまった印象を強くします。

帰国でのやり取りや、帰国後のレヴィとエダのカット。時間軸的にも原作と変えた部分を修正しつつ、続編も作れそうな終わり方で締めてましたけど続編見たいです。

原作のストックが貯まるのはまだ先でしょうが、ちょいと2ndの後半は作画も息切れして残念ではありましたけど。構成としてエピソードの順番を変えたのは大きな流れとしては効果的であったと思いますし、ロックとレヴィの関係や変化を描く上では一部マイナスの部分もあったように思えました。ですが、良かった、監督・シリーズ構成・脚本を手掛けた片渕須直監督には本当に感謝です。そして関わったスタッフ全員に感謝、ありがとうの言葉を。

どうにもアニメ化する時に原作を無視したり、オリジナル要素・展開てんこ盛りでみっともなく無様に自爆する作品が多い中で、取捨選択や組み立てなおし上手い下手で考えれば、原作を忠実に再現しつつアニメの良さを取り入れてって作品のほうが明らかに面白いケースとなる好例ともなったと言って良いかと(「うたわれるもの」とかね。逆なのは大根とかキャベツとか!?)

リテイク作業を始めまだお仕事は続いている訳ですが(「BLACKLAGOON制作日記」)次回作も期待しております。
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広江 礼威

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posted by みやびあきら at 17:00 | TrackBack(0) | アニメ・ゲーム・コミック感想&NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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