2007年01月25日

東京魔人學園剣風帖 龍龍 第1話「外法編 第壱夜『逢魔ヶ刻』」

「龍龍」Seesaaだと「とう」の漢字は使えないので便宜上「龍龍」で代替させて頂きます。ご了承くださいませ。

知っている人も少なからずいらっしゃるかと思いますが、管理人はPSソフト「東京魔人學園剣風帖」のファンです。
予約して購入しましたし(手違いで生徒手帳を入手できなかったのが悔やまれる)公式サイトの真神庵において、一日一票のキャラ人気投票をする為にもと、急遽自宅のインターネット環境を整備したってくらいに入れ込んでました。

更に公式のキャラスレにも常駐してたし(苦笑)
イベントにも行ったしねぇ、小説とかCDもそれなりに買ってました。

だからあの頃夢見たアニメ化ってのは、人によっては素直に喜びなさいって事なのでしょうが、今回は大変に複雑な心境に陥っている、少なくないらしい原作好きの一人に……

アニメ単体で考えろ、原作の事は忘れろってのは暴論過ぎますし、アニメから入った人に対してアニメの出来に関わらず批判する気もない。はぁ〜っ、ため息が出ますよ。

なので冷静ぶって、色々と書いてみますが難しい。

第一話を見て「魔界都市<新宿>」と「妖獣都市」の中間なような世界感を感じる。それは小説版、アニメ版も含めてですけど、しいて言えば川尻善昭監督版「妖獣都市」に近かったかと。

両方ともDVD持ってますけど、これらも原作とは変えてある部分が多かったんですけど、基本原則の部分はきっちりと原作準拠であったと感じています。

龍龍の1話に関してはプロモーションビデオのような作りであり、とにかくこれだけ動かせる、見せられるアニメーション制作能力の高さの部分に力を入れていたようで、説明とかはとにかく置いといて、勢いで見せきる力技の作り。それは決して悪い手法では無いように思います。

作画レベルも高く、直前にCSで放送していた「BURN-UP SCRAMBLE」を久々に見て、石平さんの絵コンテ担当回とかを見て…… 正直不安になったんですけど、バナッとは違ってこれはこれで迫力はありました。いやはや本当に不安だったんですよ、バナッはバナッで面白いとこあるんですけど、あの感覚で制作されていたら今頃阿鼻叫喚だったでしょうし(ちなみに管理人は月刊少年キャプテンで連載してコミック版好きでしたバナッ)

スタッフ・キャストインタビューとか実際に読んでも不安になるとか、正直言葉は選んだ方が…… な、ケースも少なからずあった本作。確かに変生するファンが出てもおかしくなはい。どうにもここの所、原作があるのに、その内容や元から居るファンの認識など省みないアニメ制作者たちが目立つのはどうしてなんでしょうか?

ちゃんと考えてくれているケースが目立たないだけかもしれませんが、物議をコレだけ立て続けに醸しているのに、アニメ制作、製作側からのリアクションが薄い。無視?黙殺に近いのは…… 人によっては傲慢とも受け止められかねません。

今回の魔人ではキャラクターデザインは大幅に変更。勿論アニメ化するにあたりアニメーションし易いデザインにクリーンアップすることは問題ありませんが、元々原作ゲームでは声優さんをキャスティングする際にも似ている人。本当に見た目とかも含めて合わせていたほどだったんですけど、別人? 性格も大幅に違ったりとか……

登場人物が多いので減らさざるをえないって現実も理解できます。無理やり原作のままの人数を出して混乱をきたしている作品もありますし、現実問題として物語にきっちりと絡ませて描ける人数には、限界があると思いますし、その辺りの取捨選択で切り捨てられたキャラのファンは不幸ではありますが……

そんな私は、織部雪乃、織部雛乃の草薙姉妹の大ファン。
既に菩薩…… 美里葵の武器が長刀に変更になっていると聞いた時点で死刑宣告は近いかも知れませんが…… もしリストラされていたら津村まことさんの持ちキャラは裏密も含めてですが、過去にもトラチョコのアニメ化で泣いた身としては、恨み言の一つも出るって、それはね。

遠野杏子の声が田村ゆかりさんから変更になっているのは、変わった声優さんに非は全くありませんけど、いまだに何か大変なことがあった時に、脳内で「大変よ、大変よ〜」とアン子の声が浮かんでくるほど刷り込まれた身にはきつかった。ラジオのパーソナリティ、ドラマCDでもあんだけ頑張ってたのに。今井監督のVAIOから書き込みしたりしてたのが懐かしい……

はっ、回顧●になってるぞ俺!(苦笑)

先に言いたい事を書いておくと、このアニメの第1話は確かに単独で独立した別作品として考えれば「アリ」ですし、とにかく脚本とお話部分の演出を除けばクオリティが凄く高かったです。

アニメスタッフもこれだけやって、どうして原作ファンからの評判が芳しくないのだろうと? と不思議に思うかもしれません。

多分それは「完全にジュブナイル作品じゃなくなってしまっていたから」じゃないでしょうか?

ジュブナイル作品と言えば「時をかける少女」とか「ねらわれた学園」 とかがそうでしょうか。青春の切なさ、甘酸っぱさ。とにかくどこか青い部分がしっかりとあってのジュブナイル。アニマックスのサイトでも
>伝奇ジュヴナイルゲーム「東京魔人學園伝奇」シリーズ
と紹介されていますし、魔人は「陽(ひかり)と陰(かげ)のジュブナイル」そう「光と影の少年少女ドラマ」の部分に拘りがあり、ファンも伝奇部分も好きですが、それは少年少女の物語、ジュブナイルあってこその魔人なんだと。

そこをばっさりと切っての第1話。超伝奇アクションホラーみたいな作りだったのは、インパクトはありますし、監督さんの好みなんでしょうが……

やはり魔人じゃなくても良かったんじゃ? オリジナルだったら良かったのに……

グロエロな部分を強調するのは大変に刺激的ですけど、原作では普通の風景、何も変わらない、変わっていなかった筈の東京を舞台に、その影では…… な作りであったのに。アニメだと最初から一体何処の新宿?東京? 魔人都市<東京>とかの間違いじゃない?ってくらいに荒んだ街。

歌舞伎町界隈では何か異常なまでの犯罪行為が日常の光景のように描かれてますし、死体安置所も普通じゃない。真神学園は原作では都立高校だったんですけど、校門には阿吽な仁王像、体育館と思われる建物にも何か像が!! に、日常じゃない。日常と非日常の狭間とか通用しな〜い。

オリジナルならありですけど、原作の設定を放棄してこれってのは説明不足以前に、とにかくこの東京は異常なんだと言うこと見せたかったのでしょうね。そういった意図ならばあの荒廃っぷりと、韓国人街みたいな町並みも……

でも道教なら漢字、広東語とか仏教でも漢字、真言ってのは分かりますけど(神道も入ってますが)どうしてハングル文字看板な世界観? 謎だ、儒教メインなのか!?(違います)

喩えは下手ですけど、サッカーファンが居て、今度懐かしいメンバーで試合があるよと出向いたら、何故か選手が名前は一緒だけど別人で、野球のユニフォーム着てサッカーしてたみたいな。でも選手の能力は高く、凄くハイレベルな試合展開。初めてサッカーを見に来た人には好評で、でも試合の凄さは分かっても、ゴールキーパーがキャッチャーの格好でゴールを守っている姿に愕然としたり。ファースト、セカンドとかポジションの呼び方が違うぞ!? でも試合はしっかりしている面白いと思うし、どうしよう!? な感じとも。

逆に野球の試合をサッカーのユニフォームとか用語でにしても良いんですけど……
ちょっと極端な喩えですが、自分は野球もサッカーも見るの好きだし、アニメもゲームも好きなんですよ。なので互いにいがみ合うことなく、共に高みを目指してくれれば幸せであり、どちらかを下げずんだりはしたくない。両方楽しみたい! 贅沢者と言われても互いに協調し合う事は出来ないものなのだろうかと……

製作側が原作ファンの高い購買意欲を意識していなかったとは思えないし、現時点では新規ファンは獲得できても、旧来ファンの嘆きと静観の立場を変えることは難しいでしょう。こんなにしっかりと作ってもダメなの? じゃなくて。
「ファンだから買えない」「ファンだから買うことが出来ない」
って事もあるんだと理解していただきたい。

さて一頻り嘆いたので、真面目な感想?

死人がえり よりも、死人使い、人形使いの今回の蜘蛛。妖獣都市でも蜘蛛女が最初に活躍してましたけど、生理的に蜘蛛が苦手とか、その独特の生態や能力を考えてこいつはやはりお約束だけど、そこは良かったと思います。

操り人形(マリオネット)の口から蜘蛛が出てきての辺りはちょっと説明不足でしたけど、外法の技は打ち破ったのでそこに残ったのはただの人形と蜘蛛一匹。今更クモを殺すことも無いよって意味合いだったのでしょう。

冒頭のバイオリン少女がどうしてあそこに追い込まれたのかは不明ですけど、ゾンビな傀儡になってしまう美少女要員だったのは不幸なことです。でもガラの悪い連中が狙われ続けていたのはヤン?の爺さんがそれなりに使えたから?

マリア先生の姿には正直大人の色気が消えていて残念でしたけど、増田ゆきさんのままで一安心。犬神先生がウサギの世話とニンジンかじっている姿は哀愁漂っているけど、本来石平監督の好きそうなハードな世界に一番近いのは犬神先生でしょうから、活躍に期待したいところ。でも人参は不安。坪井智浩さんの声は変更無くて、マジ安心。

えっと、京一? 蓬莱寺京一も随分と変わってしまいましたが、川鍋雅樹さんがやっぱ京一だよねと思うのであった。乱入してきた不良達に関してはお約束のギャグ要員ってことで(^^;) アン子の土遁の術は流石にやり過ぎかと…… それと公式の遠藤杏子の箇所が未だに直っていないのは悲しいです。※修正されました!

菩薩眼は生徒会長なのでスルーして(おいおい)小蒔さん桜井小蒔さんは浅川悠さんから新井里美さんに。さとみんも好きだからね、複雑な心境。醍醐はなんかどっしり感が減っちゃった。

えっとすっ飛ばして、九角天童に関しては見るものによってはそのまま変生させてしまう脅威の別人具合でしたし、マリィ・クレアのあの表情に……

マ、マリィ? 誰?(爆)

冷静に見れば額と胸元にボルトみたいなものがあったので、ネジとかチャクラの回転の向きを逆にとかで操られていると考えておこう。喉も見えませんでしたけど、あるかもしれないし。

ゾンビ映画のお約束としてその圧倒的な数により襲い掛かる描写は外せない。
東京の地下に実際にある使われなかった地下鉄路線とか駅を利用と言ったアイアデアを使うのもOK、OK。蜘蛛の巣としてもありだしで、この辺りの戦いは見応えありました。でも顔の文様は謎だなぁ、オリジナルだけど、今後の変生するキャラクター達の描写も気になります。

何も知らなければ幸せですが、知ってしまっているものにとってはどうなのか?

今後もクオリティが維持されるのであれば、お話がちゃんとしているのであればDVDを買ってもといった気になりました管理人が時間切れの中書きなぐってみました(中途半端)

最後にどうして「東京魔人學園」で、先に「東京」が来ているのか? 「魔界都市<新宿>」は先に「魔界都市」があるのかとか、原作者が意図したかったものの何かを理解した上で、魔人都市<東京>だよなぁ、とやっぱり思うのでした。

東京魔人學園剣風帖 龍龍
東京魔人學園剣風帖 龍龍 公式ブログ
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posted by みやびあきら at 16:00| アニメ・ゲーム・コミック感想&NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする