2007年03月14日

RED GARDEN 第22話「光」(最終回)

そして「RED GARDEN」は誕生した。

レッドガーデンとは最後に謎の赤い花により埋め尽くされたルーズベルト島。そのさまがまさに「赤い庭」だったからってところでしょうか。

さてリアルタイムで視聴したのですが、本編の始まる前。OPが終わって、提供が流れた後のCMには、映画化ではなかったけど、OVA化には正直笑っていいのやらなんやらで困った。最終回の余韻に浸っているときに、そう、終わってからいきなり告知されるのも困りものであるが。これから最終話を堪能しようという前にある意味で集中力を妨げる、悪く言えば雑音…… どうにもならない現実を見せ付けられた気分。

とにかく気持ちを切り替えて本編を見るべく努力する。

覚悟を決めてきた分、逆にどこかのんびりとした4人。会話からするとルーラの命であの場所に待機していたのは間違いないが。何だか一番楽?な待機場所でもあったようで。

そんな空気を吹き飛ばす爆発音。
ドロルによる襲撃は外部からの干渉を極力避ける為に、ルーズベルト島に掛かる橋を全て落とし。更に地下鉄も爆破する事で、隔絶した存分に戦える空間を生み出したと。

駅に待機していたアニムスのチームが直接戦う前に爆死してしまったが、出口から出てくるドロル見ると、やはり彼らの得意な能力を発揮するには四足歩行。獣のポーズが能力開放の鍵のようで。今まで使ったのがエルヴェエミリオしかいなかったのは、使用すると呪いの発症リスクが高まるとかのマイナスファクターがあったとでも考えてみた。それも最終決戦で呪いの書を奪い取れば呪いも解けるので最初から全開だったとか。

でだ、最終襲撃参加者が100人じゃきかないくらいは居たように思えましたけどどうでしょう?
それに対してアニムス側の戦力が劣るのはエルヴェが以前に言っていた通りであり、アニムスのチームによってはファーストコンタクトで全滅したようですし、危機を察して今までは出てこなかったルーシー先生も理事長と共に防衛に。

爆破された橋の上で対峙する4人とエルヴェ達でしたけど。
エルヴェアンナを除くあの人数を怪我も無く、特に息を切らすことも無く倒した4人の強さって主人公補正とはいえ驚いた。ほとんど描かれなかったけどね。

でもやられる仲間をほっといたエルヴェも業が深い。アンナを抱えたままでもあれほどの動きだしなぁ。

そして始まる口撃の応酬。
なんという罵り合いかと、エマリーズの恨みがあるから、そもそも自分自身の恨みがあるからケイトの発言は苛烈。言い返すエルヴェも無茶苦茶でまさに子供のようなのだが、それでも怪物、化け物同士だしな。

アンナに対しての言葉はちょっと流石に痛々しかった。
エルヴェがもっとぶちぎれてもおかしくない物言いだったものなぁ。
逆に臭いだなんだ言われても、その言い方が言い方だけにローズくらいか、ちょっと影響があったのは?

あの教育係の女性はエミリーと言う名だったのね。
エミリーに教育されていたと考えられる少女の最後の言葉がエミリーに対してのものだったのは、彼女が本当に優しかった事の証だろう。彼女達がいつどこで死亡し、アニムスへと変生させられたのかは分かりませんが。今まで生き残れて来ただけの力と覚悟は持っていたのは間違いなく。塵へと変わりいく無残さは語るのが辛い。

駅で一人、この場で一人。そして林の中でエルヴェに首を絞められた倒された教育係を見るに、その下のチームも含めて、駅、川沿い、林の三箇所でルーシー理事長ルーラケイトレイチェルクレアローズ以外は全滅したと……

理事長の奮戦を見るに、ほかほか家族のヨネおばあちゃんが!ことわざハウスのおばあちゃんが! とか少し過ぎった。斉藤昌さんは現在77歳で今年で78歳ですよ。もう驚きでございます、あんな激しいバトルをする役をされている事にもうただただ平伏します。

だからこそ、後ろから理事長を襲ったドロル! てめぇふざけんなよ! と。私たちの理事長になんて事をするのかと。

エルヴェとケイト達の再戦は、正直、さっきまで恐ろしいまでの動きで戦っていた姿の見る影も無いって感じでした。一応クレアはチョップで飛び込んで来てましたけど、ローズの動きがへっぴりタックル?になっていて昔のローズが思い返されました。で、レイチェルの角材攻撃に、お約束はしておくんだなぁ、と。

ちょいと落差があり過ぎて、エルヴェの強さを知っているから及び腰だったのか?とか悩みつつ、演出の繋がりとしてはちょっと切れてたかなとか。

ルーラが貫手とかではなく、わき腹を掴んで指を食い込ませて攻撃したのは、取り合えず、背筋が恐ろしく発達していることと、骨の無い部分、筋肉の継ぎ目の部分とかを狙ったのだろうとか介錯してみた。最初の効果音を聞いたときはエミリオがメスで刺されたみたいに、ナイフで背中を刺されたのかと感じたけど。

ここでルーラは倒されるのですが、エルヴェに対して致命傷を与えたのはほぼ間違いなく、JCの仇と言いませんが、彼女なりの何か果たせたのかも知れません。でも、それでも悲しい死でした。

ケイトもすっかり正直になっちゃって、嫌いだったととか、許してしまうとか云々、言いたい放題ではあるんですけど、そんな関係だったからこそ抗うことが出来たとも……

とにかく悲し過ぎるなぁ。

校舎に侵入しようとしたドロルも最終防衛ラインである理事長ルーシーによりエルヴェアンナ以外は壊滅。

でも二人とも塵、芥と化してしまい……

もう4人以外は助からないとここで確信に近いものを感じましたが(ぶっちゃけデッドガールの台本で分かってしまいましたけど 泣)リーズがどうなるかだけは最後まで不安要素ではありました。

最後の記憶を取り戻したリーズと話せたことは僥倖と感じました。あれならば記憶を取り戻すことが可能なんでは? その唯一の方法は保存してある本当の自分の体を処分する事なんじゃ? リーズの身に起きた事で、過去の事例になさそうなのがアニムスの体が残った状態で本来の体を処分すること。今まではアニムスの体が無くなった時点で遺体を自殺体として処理していたようだし、鍵は意外とそこにあるのかもとか、ね。

恋人が出来そうなのと話すリーズですが、エルヴェの事の筈ですから悲しいなぁ。もう限界に来ていたアンナが発症し逆に襲われるエルヴェですが、スタッフ容赦ないから、エルヴェが一番したくなかった事をエルヴェにさせる展開に。

えっと今回一番演技が印象に残った役者さんはアンナ役の升望さんだったりするのですけど、発症したも同然の苦しい状態を演じ続ける苦労は如何ほどだったかと。最後に心をを取り戻して死に行く様はどう感想を述べてよいのやら。

アンナが死に、追うようにエルヴェも死んでしまい。ここにドロルの命運が尽きたのでした。

呪いの書が何だったのかとか、本来のアニムス達やドロル達が何であったのか。確執や、呪いの書が奪われた経緯などなど、明かされなかった事の方が多いのですが、この後にあるのはそれでも終わりであり、それもまた然りな最終回。

個人的に呪いの書が奪われ、動けなくなった時点ではまだ呪いの書を奪い返し、元に戻ろうといった考えであったろうアニムスがいつ頃から生きることに絶望し、死を望むようになったのかが気になりました。

だからこそのメアリーケイトの会話の重さがある訳で。売り言葉に買い言葉であったろう、エルヴェとの何度でも殺してやる、何度でも生き返ってやるの延長線にある永遠に生きる選択。

ルーシーのようにどうでも良くなるのだろうかとか、アニムスに主たちのように死を望むようになるのだろうかとか感慨に浸りたいのですが、未来の世界で賞金稼ぎは衝撃がデカイよ、やっぱ……

手を繋ぎ横たわる5人。
リーズ以外は眠るように意識を失っていますけど、話し続けるリーズにも最期の時が……

塵となり風に舞い、ルーズベルト島を覆っていく言い方は悪いけど成れの果て。
そこから何故赤い花が咲くのかとか全く理由は分かりませんでしたけど「RED GAREDN」の成立、誕生。

そういえばあの蝶はなんだったんでしょうね? 今回は花の周りに飛んでいるとかありませんでしたけど、召集の合図だったり、他の人には見えなかったりと鍵を握っているのかとも考えたんですが…… どうやらそのあたりはOVA?

最終回のサブタイトルが同じGONZO作品のウィッチブレイドと同じだったり、デッドガールズから何となくこれまたGONZO作品の爆裂天使やソルティレイの香りを感じないではないのですが、終わったんだなぁ。

確かに後2話あれば、4話あればとは正直思います。ですが、赤い庭に関しては見せてくれたって事で、ここまで。起きた4人があの後泣き続けたか思うと、台本を見せたCMは宜しくない気もしますけど…… 作品としては良作でしたが商売的には上手くなかったままだったは残念です。

あああまり考えすぎると現場に警察しか居なくて、消防やレスキューは居ないのかとか、市警や軍、マスコミのヘリとか船舶は? 救助隊よりも早く現場に現れると揶揄される弁護士はともかく、あまり気にしない方が良いのでしょうけど、今になると気になった(苦笑)

GONZOは今後オリジナルの製作数を減らすそうですが、もしかしたらRED GARDENが最後の良作とかにならないように願っています。そして松尾監督を始めとするスタッフの方々の努力に「ありがとうございました」と感謝の言葉を送りつつ、次回作も楽しみです。本当に楽しみにしています。

RG RADIO (公式でも配信 RG RADIO
RED GARDEN公式サイト #レッドガーデン_22
P.S.DVD買ってあげられなくてごめんなさい。あそこが関わってなかったら買ってましたが意地っ張りな自分の心はまだ時が止まっています。本当に資金的に応援できなくて申し訳ないです。
posted by みやびあきら at 20:00 | TrackBack(1) | アニメ・ゲーム・コミック感想&NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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RED GARDEN 最終話「光」の感想
Excerpt: ネタバレ全開だけど、気にしないように。最終回の感想なんてそんなもんさね。 OP終
Weblog: 何て不敵にオタLIFE
Tracked: 2007-03-16 21:08