2007年09月01日

東京魔人學園剣風帖 龍龍 第弐幕 第6話 宿星編 白虎之章 第六夜「聖夜は微笑まない」

気分が悪くなった…………



いくらなんでも酷過ぎるだろう、これは。
原作でも人の死は描かれているし、少なくないけど。アニメの場合は原作では死ななかった人たちをより残酷な形で殺すのが監督によるオリジナル、裁量権としての自己主張なのだろうか?

予告で嫌な予感はしていましたが、それを上回る酷いお話になってました。

OPテーマと映像が新しいものになってましたが、その後の残酷さと原作ファンを挑発するような展開にほとんど頭に残りませんでした。まぁあの感じからすると京一エンドで一緒に修行に行きそうですが、中国あたりに。

1期に出てきた車椅子の人物。原作ファンからすれば車椅子といえば秋月マサキ(薫)なので、そんな予想(期待)もありましたが、全くの人違い。より六道の時よりもより酷い形での原作キャラ変更、あいつが過王須(カオス)だってよ……

原作において過王須柳生宗崇が人工的に作り上げた陰の黄龍の器である以上は、特にエピソードが描かれる訳でもない、駒でしかない存在。でも最後に戦うのは…… って事でしたけど、今回のアニメだと龍治だっけか? 最低な糞人間じゃあないですかあんなの。

過王須に扇動による展開が丁度今テレビアニメ放送中の風のスティグマとほとんど同じようなお話であり、まぁスティグマの方が放送的に早かったこと、原作エピソードでもあった事からアニメ魔人のオリジナルとしては個人的にバッドタイミングの正直やっちゃった展開。だからか知りませんが、グロ方面の監督の趣味が前面に出てくるってのも御免被りたかった。

陶芸家である緋勇龍麻の父親の個展が開かれるってことで両親の上京まではともかく、血が繋がっていない育ての親だからって間違いなく父親と母親なんですよね、龍麻にとっては。

時間的に余裕があったら会場直接ではなくて迎えに行くって所を過王須自ら事故を装って妨害。その間に両親を緋勇から頼まれた友達と偽り連れ出す暗殺者。雪降る聖夜に会場前で両親を待つ息子。

その頃善良な老夫婦はアイスピックかな? 豹変した男に襲われ。これまた夫が妻を庇うカットを入れつつ、悲鳴が……

結果全身滅多突き。父親が15箇所、母親20箇所以上とかでしたか。それぞれ心臓への一撃が致命傷の惨殺展開……

おいおいおいおいおいおいおいおい!!
何だよこれ!?
何こんなオリジナル展開にしてんだっ?!
監督のコメントにもあるけど(http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2007/08/post_1316.html)
>「これをそのままアニメにするのは難しいだろう」
ってのは分かる、思いっきり理解できる。
けれども。
>特に龍麻は徹底的に追い込まれていくそうだ。龍麻役の下野紘さんは「ものすごく強烈な芝居を要求された。自分でも普通じゃない状態で演じていたと思う」と衝撃の展開を語る。
ってのがこのような両親惨殺展開だってのか!?

とにかく人の死を徹底的に絡ませられるキャラが原作よりも増えているのだが、皆が皆同じような状況に陥らせているからの小蒔のあの台詞だったのかもしれない。

これにより。
緋勇龍麻:実母死亡、実父柳生との戦いで死亡(原作準拠)比良坂紗夜の死(原作拡張)義理の両親、過王須パンデモニウムサイト参加者の手で惨殺(アニメオリジナル)
蓬莱寺京一:父親がチンピラ?に殺される。(アニメオリジナル)
美里葵:幼い頃、友達が火災により死亡。扉を隔てた向こうからの叫び声を聞きながら助けることが出来なかった美里のトラウマに(アニメオリジナル)
醍醐雄矢:母親の死、凶津煉児を自らの力で殺してしまう(アニメオリジナル、原作で凶津は風角により処分される)
雨紋雷人:幼馴染の唐栖亮一九角により目の前で殺される(アニメオリジナル、原作で唐栖は死んでいません)
遠野杏子唐栖が殺される現場を目撃してしまい、大きなショックを受ける。緋勇の両親が……(アニメオリジナル)

他にもあるのだけれど、どんだけ人の死と直面してもなお立ち上がるってのばかりなのかと。
小蒔に関しても実はこれまたアニメオリジナルですけど「穴の女」での咲夜真実子ってのとのエピソードで吐いちゃうは、弓を射れなくなるだなんだで人の死トラウマ攻撃を食らってるんですけどね。でも自分の家族の事となるとってぇーのですか。

……ここまで何度同じような。
あっ、九角天童も母親が!!(アニメオリジナル)

恋人が殺されちゃったお兄ちゃん然り。人の残酷な死でしかお話を組み立てられないのかってくらいに繰り返されるのには正直嫌気が……

どうにかならなかったのかって思いますよ。

病院じゃなくて、警察署のモルグに運び込まれていた両親の亡骸。
ご都合主義なのか!!ってそれだけでも思いましたが、刑事が直接徒歩で伝えに来たって演出から、わざわざ聞こえるような形で実行犯の搬送と、どこまで調べが進んでるだって情報を緋勇に与えての暴走開始。警察もグルじゃんなサポートっぷりです。

犯人を追い求める龍麻を一番に追っかけるのは京一なんですが、それは良いのです。けど事態を結果として悪化させる空気の読めない菩薩眼。……らしいといえばらしいが、やっぱり鬱陶しいよ菩薩眼。

グロ重視なのは相変わらずですが、ある意味性的な部分も過王須に関しては強調する気ですかねぇ。モデルやってる美人な彼女とのシーンが散見されましたし、むかつくようにキスとか家族団らんシーンを入れたんでしょうね。ええ、実際にむかつくどころじゃないですよ、過王須関連はとにかく。

平和だったのはマリィのとこだけですか? マリィも随分と殺しまくってるんですが、マリィのトラウマはちょいと違うのでしたしね。ところであの服は誰が買ったの? あ、イチゴ装備してるし(苦笑)

全然、白虎之章じゃなかったですが、聖夜は微笑まないどころか原作の聖夜イベントなんざ完全に無視なアニメ版魔人は「東京トラウマ學園」になっているようです。

東京魔人學園剣風帖 龍龍 第弐幕
東京魔人學園剣風帖 龍龍
東京魔人學園剣風帖 龍龍 公式ブログ
東京魔人學園剣風帖 龍龍 第弐幕(ANIMAX)

#東京魔人學園剣風帖龍龍2_06
posted by みやびあきら at 15:00 | TrackBack(0) | アニメ・ゲーム・コミック感想&NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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