2004年09月22日

忘却の旋律 THE MELODY OF OBLIVION 第24話(最終話)「それでも旅立つ君の朝」

 すんごいネタバレなので未見の人は読んじゃ駄目よ。DVDからもコメント引っ張り出してるので注意ですよ。(5回ほど追記・修正) 最終回を迎えただけにネタバレ度高いです。



 …続いちゃったよ!!!! と、言えないことも無い。曖昧な部分をどう判断するのか? 視聴者の裁量に任せられた事柄が多いのですよね、これは!? 現在混乱の中で執筆中。どうすりゃいいんだ!!

 よーし、少し落ちついたかな??

 良かった点は。
 1.)エランヴィタールが実は人型になれた事。
 (流石に迷宮の闘技場での戦いは見ていた事から、直接モンスターと戦う時以外は、人型にならないようです)

 2.)美少女牧場の秘密が分かった事。
 (地上でもなく、旋律劇場?と地上の狭間にソロ(モンスターキング・ソロモン・III世)が新たに作り始めたモンスターにとっても、其処に住む人の形をしたものにとっても理想的な世界※1

 ※1から分かった事は、彼は彼なりに本当に人間世界を救おうとしていた事が分かります。何故なら従来の人間が住んでいるのとは別の世界でモンスターが暮らせるシステムを作って運用しているのです。
 それは我々人間が家畜を飼い、それを普通に食料としている事からも分かりますし。どうやら普段は極力食肉(人)とはしないで乳製品で済まそうとして乳業としての酪農に力を入れている事からもわかります。学校まで用意していますが、人間も愛情を込めて家畜を育て、病気になれば心配し。途中で死んでしまえば悲しみますし…
 でも笑顔で出荷もするんですよね、良い肉が出来たと自信を持って…
 単にあそこではそれが人の形をしている為に嫌悪感が生まれるのです。しかしここに世界を救う鍵が見えましたよ。流石ボッカです。

 3.)小夜子はどうやら生きている事。
 最後何ら変わりのないような世界ですが、確実に変わっていました。小夜子には実体がありましたので生きていると判断しました。既にボッカの能力はメロスの戦士を超えている事。バイオコンツェルトの影響化に未だ小夜子があった事から生きていると判断致しました。


 さて残念な事は簡潔に言うと「猿人の謎が解けなかった」「この段階では大団円では無く、忘却の旋律が終わったに過ぎない事」の二点です。

 私の考える最終話の意味合いは。

 1.)モンスターキング・ソロモン・III世は生かされている(見逃した)意味
 それはやはり‘猿人’にあると思います。既に地上の多くの人々が自らの言葉を発さない、自ら歌を作り唄わない。己の旋律を忘れている中であえてボッカは見逃したのです。
 実はDVDの方で脚本の榎戸洋司さんのコメントで20世紀戦争で多くのモンスターが倒されてほとんど残って無い事。後僅かで滅んでモンスター側が負けてしまう寸前だった事を述べています。

 つまりこの事から残っているモンスターはおそらくですが、ほぼTV本編に出てきていた顔触れしかいないと思われます。
 そしてボッカが選択した解決策はソロ以外のモンスターを全て滅ぼす。ソロは元が人間のモンスターであり、人間を食べる必用も無く不老不死の存在ですから。

 当面は地上に出てきたモンスターを全て滅ぼしても別の世界にいるモンスターが生き残っている限り人類は猿人化しません。
 万が一ソロがモンスターの変わりにならない場合も迷宮にホルさまが居ます。彼は言っていましたよね「この世界(迷宮?)が全て自分の為に創られたと思うと吐き気が…」みたいな事を。
 つまり黒船と未来永劫迷宮で戦いつづける事によって滅びない事が決まった時点で、人類は猿人化しないのです。その事を察したチーフ・ブイは思い留まったのでしょうね。

 人間は直接・間接を問わず、多くの殺生をして生きているのですが、その事に捕われていては何も始まらない現実。それらのを酷い話ですがモンスターと一部の人間に押し付けてでも人は生きていくし、生きていかねばならないのでしょう。

 2.)変り始めた世界
 また新たなメロスの戦士が生まれています。生贄の少女も逃げ出して助かりましたが、あれは笛吹き少年の趣味(食事プレイ)なのか彼女自身がメロスに準じる旋律を持っていたのかは分かりませんが、前と少し状況が変っているように思えました。

 それは忘却の旋律によってメロスの戦士は目覚める事になっていましたが、あの時点では忘却の旋律を必要としていない風にも取れます。少年が矢をモンスターに放った時に、明らかに普通の矢ではなかったですよね(威力は無かったですが自らの強い意志がのっていた)けれど彼は自分もメロスの戦士であるとボッカに名乗りを上げませんでしたし、聖痕もあったかどうか分かりません。但し己の旋律を持っていたのは確かです。

 生贄の少女があの姿のままであったのも彼女に旋律があった、人々が忘れていた旋律を取り戻したからかも知れません。

 これもまた榎戸さんのコメントですが、モンスターが姿を見せなくなったのはあまりに数が減り過ぎて直接支配が出来なくなり、モンスターユニオンを組織して、自分たちモンスターの力を半ば絶対的な物として信じ込ませ、間接的に人間を支配する事をしている。そんなコメントがありました。
 人が闇を恐れる本能は今でも残っていますが、それを克服する為に様々な道具で闇を照らせるようになったように。人々の中から畏れを克服して戦う新たなメロスの戦士は生まれ始めているのは確実です。

 ※最悪でもソロが作った牧場の世界にモンスターを封じこめておけば地上の被害は無くなります。ボッカが目指すのは己の能力に溺れて世界を自分の物にしてしまったソロに永遠の孤独を既に本当の幻でしか無くなってしまった忘却の旋律と共に背負わせるのでしょうね。

 残酷ですが、自分を一番として共に在るべき女性さえ自分の理想の存在とする為に見殺しにし、その彼女の残留した本当の真心でさえも自分が理想化したものの一部と考えて気付こうしなかった報いでしょうね。
 でも、ボッカとの対決で自分を庇った忘却の旋律が彼女自身の想いであったのか、自分がそう想ったからだったのかあの星の命運が尽きるまで答えを出せないままただ無意味に時を過ごすことなのでしょう。

 ところで、やはり歴代のモンスターキングは少しづつでもモンスターと人間が共に存在できる世界を作る為に行動を起こしていたのでしょうね。迷宮を作ったのはホルさま自身じゃないみたいですし。あの美少女牧場もソロが作ったんじゃない気もします。だってソロは本当にソロ。どこまでも一人で孤独である象徴に想えるからです。ある意味‘神’なんですけどね、自分勝手で人救うのではなく罰を与えているところなんて。

 ところで少年(カオン≠カ音?)がカノンなら旋律を追唱しつづける訳ですよね。

 ソロモンの名前は古代イスラエルの王から来ていると思われます。そしておそらくは彼がモンスターキング・ソロモン・I世の正体でしょう。
 放蕩オペラハウスさんで冒頭の戦車がメルカバ(メルカバイメージ検索)とのご指摘がありますが、私もそうだと思います。なのであそこは中東の何処かイスラエル近辺(範囲は中東戦争の戦闘地域)なのでしょう。
 スエズを超えることは勿論シナイ半島全域も含めますか? (古代イスラエルから出エジプト記あたり、12氏族とかまぁ色々時間があればですけど)

 さてさて有名な話なのですが、ソロモン王は72柱の悪魔を従えたという伝承がございます。
 ソロモンの72の悪魔に関しましては子供の頃「パタリロ」や学研のムー(苦笑)で覚えた口ですが。

 時間がございませんので、幻想図書館さまのソロモンの72の悪魔を参考に同サイト内や、別所へ旅立ってみて下さいませ(Google 検索: ソロモンの72の悪魔
 次は悪魔くんの12使徒ネタですかね、いや神のほうでもいいんですが。
 う〜む、モンスターさまはメロスの戦士に徐々に倒されている証明になるかも??

 続きますよ(^^;いったんお休みです。 妹さまと議論を交わす。面白い事になる&思いつく。一部の感想を休んででもトライしてみる? DVD3巻の発売を視聴後に開始? 其の弐に続きます。まだお付き合い頂ける方は(http://earthtail.seesaa.net/article/658883.html)までどうぞ。

TBSアニメ 忘却の旋律公式ホームページ  #忘却の旋律_24
トラックバック概要:それでも僕は鳴り響き続ける。
tb概要2:最後の「忘却の旋律」の言葉にも『世界を貫く謎』が隠されているようです。
tb概要3:そこに‘善’も‘悪’も無かった。それに‘善’と‘悪’を人が定めたに過ぎない。求めたに過ぎない…
posted by みやびあきら at 20:56| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(3) | 放送終了アニメ感想〜2004秋頃 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんというか、感動したよ!
Posted by いぬ at 2004年09月22日 04:10
>いぬさん。
気合を入れて執筆中。最終回に隠されたメッセージを紐解くべくべくべく……
おお!ノッテキマシタヨ!!アルコトナイコト!!!
Posted by みやびあきら at 2004年09月22日 05:07
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ムッとした。
Excerpt: 今日、銀行に行ったんですよ。 ATMのすぐそばで、小さい子が何やら泣き喚いている
Weblog: へびのあし@ココログ
Tracked: 2004-09-23 11:31

「忘却の旋律」最終回によせて
Excerpt: 忘却の旋律の最終回の感想を書いてから1夜明け、大分気持ちも落ち着いてきましたので、ここらで作品全体の総括などを書いてみたいと思います。 この作品、最初の頃はそれ程期待して見ている作品ではありませ..
Weblog: ここには全てがあり、おそらく何もない
Tracked: 2004-09-23 19:47

忘却の旋律 第24話 元気な小夜子が見えてうれしいけどその正体は…
Excerpt: ● ついに終わってしまった忘却の旋律 第24話「それでも旅立つ君の朝」。サブタイトルだけで震えが来てしまうバウね。 ● さて、最後の部分の元気に旅を続ける小夜子。ソロに射抜かれたはずの小夜子。いぬ解..
Weblog: いぬ日記
Tracked: 2004-09-29 01:23