2004年10月04日

鋼の錬金術師 第51話 最終回

 サブタイトルが無いのはこの話がが鋼の錬金術師ではなかったからかも知れない。でもテレビアニメーション「鋼の錬金術師」の最終話でございました。

 総評としてはよくこんなに纏められたものだと感心した。原作ファン、アニメファン、多くの登場人物たちそれぞれのファン。様々な期待と不安の入り混じる中できっちり纏めてみせた手腕は驚きに値する。
 何が凄いって、普通だったこと。これが自然に感じられたこと。幸せと不幸せ、未来への希望や不安。それぞれのバランスが程好く取れていたと感じられた。

 演出的には戦いや肝心なダンテの最期が描かれていなかったり、残虐・残酷表現の多かった作品の取りを務めたのは大総統が養子のセリムの首を絞めて殺そうとした所かな… 最後まで演出的に不満があったのも確かだなぁ。
 上手いところは上手いんだけど、その落差と意味や影響を考えると悩む、悩める。

 正直オリジナル展開に入ってからは面白くなかった。特にスカー関係は脚本、演出を含めて当初黒歴史に成りかねない出来だったと思う。ところが、スカーが死んでアルが賢者の石となったあたりから、あの辺りの話の意味も伏線としても大きな物語の流れとしても必要なものだった感じられるようになった。見ていて辛かったものも、忘れ去ってはいないが辛さが和らいだようだった。

 焔の錬金術師も収まる所に収まったのかどうかは不明だが、リザ・ホークアイ中尉(行方不明扱いで軍籍は無さそう?)の照れ隠しともいえるリンゴを口元へ突き付けるシーンは上手いなぁ〜、根谷美智子さんもマジ巧い。
 尚、大川透さんは某ONIの時点で嵌った私としてはこの演技力も当然のものでしたが、ロイ・マスタングとのユニゾンは長く語られるものとなるでしょう。いやはや格好良かったです、大満足です。

 ロゼはまさかここまでお付き合いさせられるキャラとは思ってもみなかったですが、桑島法子さんをキャスティングした段階で枠的にも振り回されましたが、何とか笑顔で最終回を迎えられたのかな。
 アルも釘宮理恵さんの成長と可能性が感じられて、ああ彼女がアルフォンス・エルリックで良かったと心底思いましたよ。

 かかずゆみさんは最終的にダンテとして大活躍でした。ライラは悲惨でしたが、最後の敵として大サービスだったわなぁ(^^; 妹さまから「何でドレス着てるの?」と聞かれて適当な説明をしておきました。書きませんけど、なんて答えたかは(ヤバイ?)
 ウィンリィ・ロックベルは豊口めぐみさんですなぁ、色々言われておりますが、まともな初声優仕事のPSソフト「パワードール」で広井王子関係でまともな演技できるの? などと言う危ない先入観で聞いちゃったら、千葉繁さんにレッスンを受けただけあって「あれ?まともじゃん!」と失礼を働いた事を心の中で詫びつつ、美味しい役なのに目立ちきれない感すらこれも味として。文句無くウィンリィは可愛かったですよね♪ と、ノンテロップエンディングの為にアレを買うか悩みもした(爆)

 何だかキャラと声優さんの話ばかりになってきたな。ま、たまには!?こっち方面ばかりを語りたくもなる。だって、最終回の感想を書こうとしたら全51話振り返りたくなって書ききれない事に気付いちゃったから(当たり前)

 じゃ、最後がどうなってこれからどうなっていくのか妄想してみた。
 やはりアルは錬金術を学び直し、兄であるエドを救う為に力を使うのだろうけど。視聴者に既知の通り等価交換では無かった訳です、扉の向こうの世界の事を考えると新たな世界大戦はおこるのだろうか!? そこで失われる人々の……
 これはヤバイ未来です。

 では、向こう側に行ってしまったエドワード・エルリックの未来は?
 ゴダードとかアインシュタインの名前が出てきていましたが、アインシュタインを否定するかのような発言が肝。エーテル宇宙論とか量子宇宙論を突き詰めていくのかもしれませんけど、当面はエーテルの事を考えればアインシュタインを否定して、我々の知らない歴史を刻む可能性がミソなのでしょう。

 エドとしては、宇宙へ行く(そこから元の世界へ帰る)為にロケットに興味をもっているようですが、流石にマイクロブラックホールなんかは直ぐに蒸発しちゃいそうだし、どうやって転移するかも未知の部分が多すぎます。

 ここは最近特に話題の量子テレポーテーションでしょうねぇ、やっぱり。
 新聞記事で量子コンピューターへの応用的な事が取り上げられておりますが、ここは一つ大きく夢を描くという事で、人の量子テレポートの可能性を求めてエドには頑張ってもらいましょう。錬金術を使わずに科学で帰りましょうや。

 参考リンク:かつのへやさん。「量子テレポーテーション
 Google 検索: 量子テレポーテーション

 超弦理論とか、もっとマジメに量子論を考えるのは無理無理状況。

鋼の錬金術師 公式ホームページ  #鋼の錬金術師_51
P.S.まぁ帰ってこれるでしょうよ、両側で努力しているんだから。犠牲があまり出ないで済むと良いのだけれどね。光のホーエンハイムはナチと接触する形に……
トラックバック概要:ハガレンの世界と我々の知る歴史と接点を持たせてしまった事は、正直良い気持ちがしないのも確かです。
tb2:表現の規制があると不満だが、かと言って見せつけられるのも困る。落としどころは難しいが赤ちゃんをあの様な形で道具として使用したのには、ショックが大きかった。だが……
posted by みやびあきら at 16:18| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(2) | 放送終了アニメ感想〜2004秋頃 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 トラックバック、どうもありがとうございます。こちらからも送らせてもらいます。

 さて。正直、アニ○レックスと言うだけで、素直じゃいられなくなる自分がいます。
 水島監督は、ジェネレーターガウルとかけっこう好きでした。確か1クール?で、非常にコンパクトにまとまった割りに、上手く盛り上げた話で、単純に楽しめました。
 「鋼の錬金術師」も本筋は割りと一本道なので、1〜2クール位のコンパクトさであれば、良作と思えたかも?全体として「冗長にするために、本当は不要な事まで」作り込み描いた感じがぬぐえません。
その延長線上に、「こちらの世界を扱うラスト」を持って来たという感じで、素直に感心できなかったです。
Posted by 読一 at 2004年10月04日 21:55
ああガウルは良かったですね。ちゃんと纏めてましたし、コミック版も面白かったです。
OPとEDも好きでしたし、本編はもっと好きでした。茶筒が懐かしい(^^

人気が出た為に普段は出来ない事をしまくって有る意味暴走させて、その結果上手く行かなかった部分を更に丸め込む為にでかくしていった感は確かにあります。
力技と衝撃で押し切った部分の功罪もやはり語るべきでしょうね。
Posted by みやびあきら at 2004年10月05日 02:35
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Excerpt: DIGAを買う前は保存版アニメをPIX-MPTV/P4Wでキャプチャし、それから1本あたり4時間かけてDivXエンコードしていた。それらが次々と最終回を迎え、気が付けば最後までPCを使ってキャプチャし..
Weblog: 甘噛みさんが通る
Tracked: 2004-10-04 21:04

鋼の錬金術師 最終話  NTV
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Tracked: 2004-10-04 21:35